ガソリンカード。
それはガソリン代の支払いに使えるクレジットカードや専用カードの事だ。
この記事執筆時点の2024年10月時点では物価高の影響もあり、すっかりガソリンも高くなっているという印象だ。
法人や個人事業主の方でガソリンを多く使う事業に従事されている方々からすれば、事業用のガソリンカードを使ってガソリン代を出来るだけ安く抑えたり、出来るだけ手間なく経費精算管理をしたり、といったことは物凄く重要な事だ。
しかし新会社であったり、事業を始めたばかりの個人事業主の方の場合、法人カードのガソリンカードを発行しようと思っても、そこには「審査」があるためなかなか発行するのが難しいというケースもあると思う。
法人カードは、法人と個人事業主が発行できるクレジットカードです。仕入れ代や出張費、接待費といった経費の支払いを法人カードに一本化すれば、経費精算の手間を省けるほか、支払計画が立てやすくなったり、ビジネスに役立つ付帯サービスを利用できたりするといった多くのメリットがあります。
引用:法人カードとは?ビジネスカードのメリットや個人向けとの違いを解説|mycard|三菱UFJニコス
TRUST&FLEXカードも「法人カード」ではありますが、クレジット機能は無いので「クレジットカード」ではありません。
ガソリンスタンドで使うための「専用カード」と言えます。
法人カードでも個人カードでも言える事だが、クレジットカードの審査ではカード利用分の金額の返済能力があるのか、一定の支払い能力があるのか、といった事も当然調べられるため、新しく事業を立ち上げたばかりという状況からではクレジットカードの審査に通らないという可能性も当然出てくる。
そこで紹介したいのが今回紹介の、クレジットカードでは無いガソリンカード「TRUST&FLEX」だ。
当記事のカテゴリーは「クレジットカード」になっておりますが、TRUST&FLEXはクレジットカードではありません。
ご了承をお願い致します。
このカードであれば新会社であったり、事業を始めたばかりの個人事業主の方でも、ガソリンカードを作れる可能性がより高いと言える。
\こちらから/
カード発行元は出光クレジット/ETC協同組合
まず紹介したい事として、このカードTRUST&FLEXは「出光クレジット」と、「ETC協同組合」という事業協同組合が連携して発行しているカードだ。
事業協同組合とは?
中小企業や個人事業者などが、協同の出資によりお互いに助け合う団体です。
「組合が発行している」という事をまずご認識頂きたい。
年会費・カード手数料無料
手数料
年会費
事務手数料
TRUST&FLEXはこれら全てが「無料」のカードである。
ただし始めに「出資金1万円」は掛かります。
この出資金は組合退会時に返金されます。
いくら使わなければいけないという規定もなく、これら費用ついては良心的なカードなのでご安心頂ければと思う。
クレジット会社の審査は無し
クレジットカードでは無いのでクレジットカード会社の審査はありません。
しかし発行するには、組合加入のための審査に通る必要があるというカードです。
TRUST&FLEXの申し込みサイトでは審査について次のように紹介されている。
クレジット会社のガソリンカードの審査に通らないという法人・個人事業主をお手伝いしようとしているこの組合であれば、ガソリンカードを作る事が出来る可能性はグッと高まるのではないだろうか。
ガソリンカードが作成に困っている場合には一度相談してみる価値はあると言える。
この組合は救世主となる存在かもしれない。
全国のアポロステーション・出光・昭和シェルSSで使える
「SS」とはサービスステーションの略であり、ガソリンスタンドを意味します。
新ブランド「apollostation(アポロステーション)」は2021年4月より発足した。
アポロステーションは出光と昭和シェルが統合されて発足したものだ。
私の近所にあった昭和シェルや出光もみなアポロステーションに変わりました。
調べたところでは、各旧ブランドは毎年約2000店舗のペースで新たなブランド『アポロステーション』へ切り替わっていったそうだ。
TRUST&FLUXはこのアポロステーション(旧出光&昭和シェル)で使う事が出来るガソリンカードである。
旧出光や昭和シェルがアポロステーションに切り替わったということなので、店舗数も非常に多く便利に利用出来る。
全国均一価格で使える
TRUST&FLUXカードを利用した場合の燃料価格は次のようになる。
燃料価格は毎月末に算出する組合価格となります。(後決め方式)
引用:新会社も手軽に作れる燃料カード|ETC協同組合
そしてこの組合価格であるガソリン価格は全国平均値より毎月末に決定される。
店頭のガソリン価格では無く、事前に契約したこの組合価格となる。
そして全国の対象のガソリンスタンド均一で、その組合価格が適用される。
営業所ごと・車両ごとなど細かな利用明細が確認出来る
TRUST&FLUXの利用明細は、各営業所での利用分、各車両での利用分、といった形で細かな単位での利用明細が確認出来る。
それでいて支払いは一つの口座にまとめる事が出来るので便利だ。
経費管理がしやすくなり、どこでどれだけ使われているのか細かく分かるので、もしも万が一不正利用があったとしても発見しやすくなるだろう。
支払は一括請求で後払い
このカードの利用分の支払い方法は次の通り。
月末締め翌月末日口座振替
このような仕組みを見ると、まるでクレジットカードのようだと感じるかもしれないが、TRUST&FLUXカードはクレジットカードでは無い。
このカードにクレジット機能は存在しない。
組合加入のための3ステップ
実際に加入するまでの流れもいたってシンプルだ。
次のような流れになる。
- STEP1「ご連絡先」「お届け先」を入力してフォーム送信
- STEP2組合加入及びカードの資料が届く
- STEP3添付書類の返送及び出資金の入金
※出資金は一万円。
TRUST&FLEXカードのデメリット
ガソリン価格の割引は無し
先述したようにガソリン価格は事前契約した、毎月末に算出する組合価格となる(後決め方式)。
後決め方式のガソリン価格は全国平均値より決定される。
当然店頭のガソリン価格は変動するものであるので、この契約方式によってガソリン代をいつも店頭価格より安く出来て節約出来るとは言い切れない。
つまり店頭価格の方が安くなってしまう可能性も無いとは言い切れない。
事前の資料や相談により、燃料価格についてもしっかり確認して頂き、燃料代の面でもカードを利用する価値はあるのかご判断頂ければと思う。
ただし事前の契約価格だと「経費管理がしやすい」というメリットもあります。
組合加入に一万円掛かる(返金有り)
みなさまここをどれだけデメリットに感じるのかは正直分からない、小さい事だと思われるかもしれないが、加入の際には出資金の一万円が掛かるというのも覚えておきたい。
ただし、この出資金は組合退会時に返金される物だ。
法人ETCカードも利用したい場合は別途作る必要が有り、コストも掛かる
このガソリンカードはETC機能が付いていないため、事業で高速道路なども利用するからETC機能も欲しいという場合は、別途ETCカードを発行する必要がある。
法人ETCカード発行は
\こちらから/
一枚の法人ガソリンカードにETC機能も付いていれば、手間が無く管理も楽になるかと思うがそうでは無い。
紹介のETCカードは同組合から発行されている法人ETCカードなので、クレジット審査が無い事やクレジット機能が無いから不正利用されにくいなど、紹介の法人ガソリンカードと同じようなメリットもある。
一方で年間手数料や8%事務手数料など、コストがかなり掛かるというデメリットもあるので、こちらのカードも利用するかどうかはしっかりとご判断頂きたい。
ガソリンカード作成に悩む法人や個人事業主の方にもおすすめのカード
事業で営業車を多く使っているなど、ガソリン代が多く掛かる法人・個人事業主の方々にとって、ガソリンカードはガソリン代の面でも経費管理の面でも重要な存在になるかと思う。
しかし記事でも書いてきたように、新会社や事業を始めたばかりの個人事業主の方々にとって、クレジット機能の付いたガソリンカードではクレジット会社の「審査」という壁が存在してしまう。
TRUST&FLEXカードを発行するETC協同組合であれば、クレジット会社の審査では無く、組合加入のための審査はあるが、審査という壁を乗り越えるための大きな手助けをしてくれるのではないか。
この記事がガソリンカード作成に悩む方々にとって、その悩み解決のための参考の1つになれば幸いだ。
ご精読頂きありがとうございました。
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