今回の記事ではロングライドなどには欠かせないアイテム「携帯空気入れ」について書いていこうと思う。
紹介するパナレーサーのミニフロアポンプは携帯するにはサイズは大きめですが、
これ以上便利な携帯空気入れは無いんじゃないかと思うくらい機能性が高くて便利です。
パナレーサー ミニフロアポンプ「BMP-N21AGF2」
これが私も持っているパナレーサーのミニフロアポンプ「BMP-N21AGF2」だ。
ミニフロアポンプという位置付けだが、携帯用としても使える。
携帯ポンプとしては大きくなるが十分持ち運び可能であり、何といっても携帯ポンプとしては最高に機能性が高い。
ミニフロアポンプ「BMP-N21AGF2」について具体的に書いていこうと思う。
非常に便利な空気の入れ方の二つのモード
「BMP-N21AGF2」ミニフロアポンプには二つのモードがある。
- 一度にたくさん空気を入れたいとき(容量優先HI-Vモード)
- ポンピングを軽くしたいとき(圧力優先HI-Pモード)
の2つだ。
これが非常に便利。
空気入れには下記のような携帯タイプでは無く、家に置いておくような大きな空気入れも当然ある。
さすがにこのような大きな空気入れを携帯用として持ち運ぶ変態サイクリストはいないだろう。
しかし、このような大きなフロアポンプというのは携帯用とは比にならない程に素早く空気を一気に入れていく事が出来る。
サイズが大きいがゆえ一回一回のポンピングで大きなストロークの動きで空気を入れることが出来て、一気に空気が入っていく。
しかし小さな携帯ポンプでは当然そこまで素早く空気を入れていくことは出来ない。
これは私が持っている別の携帯ポンプ。
機能性よりもコンパクトさや軽量さ重視で、ロードバイクにはこちらの携帯ポンプを取り付けている。
これでいざ空気を入れる時には手元の小さなストロークの動きでシュポシュポと空気を入れていく事になるが、大きなフロアポンプと比べたら物凄く空気を入れていくのに時間が掛かるし、高圧になるほどストロークが硬く、重くなって力が必要になり手や腕がしんどくなる。
つまりそのタイプは「フロアポンプ」では無く「ハンドポンプ」という事だ。
最低限の機能性の携帯ポンプだとそういう物だ。
しかしながら「BMP-N21AGF2」の場合は携帯ポンプとしては非常に楽に、素早く空気を入れていく事が可能だ。
空気の入れ始めの低圧時には一度のストロークでたくさん空気が入る(容量優先HI-Vモード)を使い、携帯ポンプとしてはとても大きなストロークで一気に空気を入れていく事が可能になる。
そしてタイヤの空気が高圧になるにつれてストロークが硬くなって手や腕がしんどくなってくるので、そこで圧力優先モードに切り替え、より高い空気圧をより軽い力で入れていくという使い方が出来る携帯ポンプなのだ。
この2種類のモードがあるというのは利便性の面で非常に大きい。
T型ハンドルとフットステップで抜群に力が入れやすい
携帯ポンプながらこの二つの機能が備わっているというのは素晴らしい。
上記画像を見て頂いてすでにお気付きになったかもしれないが、
「BMP-N21AGF2」は収納したり広げたりする事が出来るT型ハンドルとフットステップが付いている。
地面にポンプを置き、フットステップに足を置いてポンプをおさえ、手のひらでT型ハンドルを握り込みながら体重を使ってポンピングしていく事が出来る。
携帯ポンプでありながら空気入れの際に物凄く力が入れやすく、先述した2つのモードも使い分ければ非常に効率の良い空気入れが可能だ。
空気圧ゲージ付き(最大空気圧 : 120psi)で空気圧の数値が見える
コンパクトさ重視の携帯ポンプにはメーターなんて付かない。
しかし「BMP-N21AGF2」の場合はメーターが付いているので携帯ポンプながらしっかりと数値化された空気圧管理までする事が可能だ。
空気圧が目に見えて分かれば、例えば出先でのパンク修理の際にこのポンプを使うという場合、空気の入れすぎや空気圧不足を防ぐという事によって再度パンクする事を防いだり、数値による空気圧の微調整によってより自分好みの乗り心地にすることが可能になる。
ボトル台座用ブラケットによってフレームに装着して携帯する事が可能
「BMP-N21AGF2」は携帯ポンプとしてはかなり大きめである。
よってどのようにして携帯しようかと迷う事もあるかもしれないが、そんな時に便利なのが付属の専用ブラケットだ。
これを使えばドリンクホルダーと共にスッキリとフレームに装着しておく事が可能になって便利だ。
別途フレームバッグ等購入してこの携帯ポンプをそのバッグの中に入れるという事が無くて済む。
こういった感じで持ち運びにも便利なポンプだ。
ちなみにドリンクホルダーは私の大好きTOPEAKの「モジュラーケージ2」である。
「仏式」「米式」「英式」全てのバルブに対応なのでママチャリにも使用可能
この携帯ポンプはスポーツ自転車のよくある「仏式」のバルブだけでは無く、「米式」バルブや「英式」バルブにも使える。
よってママチャリ(英式バルブ)の空気入れとしても使う事が出来るので、何気にママチャリの空気入れが手元に無い時なんかも便利に使える可能性がある。
あらゆる自転車に使えるに越したことはない。
ここもありがたい。
便利な携帯ポンプ&パンク修理グッズで出先でのパンクへの対応力が上がる
特にロングライドをする人なんかは携帯ポンプは欠かせない。
自分でパンク修理出来るようにしておかないと、特に田舎道や山道へのロングライドなんて恐くて行けないだろう。
もしパンクが起きてしまった場所の近くに自転車ショップがなければ、さまよう子羊状態になってしまう。
ただパンク修理は勉強すれば多くの人は自分で簡単に出来るのでは無いだろうか?
私の場合はネットでも調べて勉強したし、メンテナンス本もいくつか買った。
サイクリング中などの出先でのパンク修理には携帯ポンプはもちろん、タイヤレバーや替えのチューブが必要だ。
このメンテナンス本は携帯するにも丁度いいサイズで、かつ説明が分かりやすくて気に入っている。
私はチューブの中でもずば抜けてパナレーサーの「R’AIR」というチューブがお気に入りなので、少しチューブとしては価格が高めだが出来れば予備としてのチューブもこれが良いと思っている。
パンク時の対応としてはチューブ交換してしまうのが手っ取り早いとは思うが、パンクしたチューブの穴を塞いで修理する場合にはパンク修理用のパッチキットが必要になる。
パッチキットにもゴムのり(接着剤)が必要な物とそうでない物がある。
より本格的にパッチ修理する場合はゴムのりタイプの方が良い。
しかし出先で簡単に修理したいのなら接着剤不要のタイプも一つの選択として良いかと思う。
パンク穴をふさぐパッチ修理としては非常に作業が楽になる。
最も楽に早くパンク修理を行えるのは瞬間パンク修理剤を使う事だと思うが、あくまでこれは仮の修理であるので本修理は別途行う必要性がある。
最低限走れるようにとりあえずのパンク修理したいという人はこれも持っておくと便利かと思う。
通勤中などのパンクに便利かもしれない。
「BMP-N21AGF2」携帯ポンプと共にこれらの物を所持しておけば、安心してロングライドも出来るだろう。
便利な携帯ポンプで楽しいサイクリングを
今回の記事では機能性の高い携帯ポンプであるパナレーサーの「BMP-N21AGF2」について書いてきた。
私の経験上ではロングライドであろうが、空気圧管理を日々こまめにしっかりと行い、走行中は無理にハイスピードで段差に突っ込まないという事をしておけばパンクなんていう物は滅多にしない。
かといって絶対パンクしないとも言い切れないのでやはり携帯ポンプを持つことが必要になる。
これの出番が来ることは少ないかもしれないがこの携帯ポンプをサイクリングなどのお供に持っておけば、いざという時に凄く自分にとっての「助け」「救世主」となってくれるだろう。
みなさまもパンクなどの緊急時にそなえた「備え」をして頂き、安心して楽しいサイクリングをして頂ければと思う。
ご精読頂きありがとうございました。
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