私は自転車を趣味とし、今ではその自転車を活かしてフードデリバリー用の車両としても使っている。今ではフードデリバリー用にTB1eという電動クロスバイクを購入した。
しかしながらこの電動クロスバイクを購入する前は、アシスト機能の無い趣味でずっと使ってきたクロスバイクを使っていた。
そしてフードデリバリーを始める前の完全な趣味としてクロスバイクを使っていた時は、ずっとウルトラスポーツ3の28cばかり使っていた。
いくつものクロスバイクタイヤを趣味として使ってきた中、
コンチネンタルウルトラスポーツ3は非常にコストパフォーマンスの良い、メリットが沢山あるタイヤであると感じたのでこればかり使っていたのだ。
ちなみにクロスバイクを配達用で使用し始めてからは、最終的にはパセラジャケットの32cタイヤがベストだという結論に落ち着いた。
しかし、その配達のために最終的に32cタイヤに変える前までは配達用でもコンチネンタルウルトラスポーツ3の28cをずっと使っていた。
今回の記事ではそんな私の大好きな万能タイヤ、コンチネンタルウルトラスポーツ3のレビューを書いていこうと思う。
Amazonにてリピート購入しまくったウルトラスポーツ3
これがコンチネンタルのウルトラスポーツ3だ。
物価高の影響でこれも高くなったりもしてきてはいるが、このタイヤの性能を知っている私としては他のタイヤと比較しても非常にコストパフォーマンスの良いタイヤだと感じている。
Amazon価格を見ると相変わらず性能に対して素晴らしく安いと感じる。
このタイヤが2本セットで5千円程度(この記事執筆時点)で買えるなんて奇跡的や…
と本当に思ってます。
コンチネンタルタイヤのお馴染みの特徴「グリップ力」の高さ
コンチネンタルタイヤ愛用者の間ではよく知られている事だが、
コンチネンタル自転車タイヤは総じてグリップ力が高いと言われている。
グリップ力とはタイヤが地面をつかむ力、簡単に言えば「滑りにくさ」だが、私自身コンチネンタルタイヤ以外にも何種類ものクロスバイクタイヤを使ってきた中、本当にコンチネンタルタイヤはグリップ力が優れていると感じた。
私の場合コンチネンタルタイヤとしてはウルトラスポーツ3以外にも、「コンチネンタルグランプリ」というフラッグシップモデルも使ったことがあるが、フラッグシップモデルでもウルトラスポーツ3(コンチネンタルの中では安いタイヤ)でもグリップ力の高さは抜群に高いと感じた。
本当に「滑り知らず」といった感覚。
コンチネンタルタイヤの表面を手で直接触ると分かる事だが、
ああこりゃグリップ力も高くなるわけだ…
と感じるほど、しっとりとへばりつくようなタイヤ表面。
雨の日に走る時でもコンチネンタルタイヤで走っている時がずば抜けて安心感が高かった。
実際私はウルトラスポーツ3を使っている時に滑って恐い思いをした記憶がひとつも無い。
もちろんマンホールなどの鉄素材の上を走る時などは、どのタイヤでも滑る確率というのが非常に高まるので注意して頂きたい。
タイヤ寿命がとても長い&便利なインジケーターが付いている
ウルトラスポーツ3は非常に寿命の長いタイヤだとも感じている。
このタイヤの表面には、ちょっとした小さな「穴」が掘られている部分がある。
これはタイヤの残り寿命を示す「インジケーター」であり、この穴となっている部分がどれだけ無くなっているかで残り寿命を判断する。
当然走れば走るほどタイヤ表面はすり減っていくので、この穴の深さもどんどん浅くなっていく。
タイヤ表面がすり減っていき、穴が無くなって来たら交換時期という事だ。
私自身このインジケーターを頼りに交換時期を判断してきたが、個人的な経験則では6000キロ~7000キロ走っても浅くはなっているがまだ穴がしっかり残っている。
ただ一般的にはもっと早いタイミング(おおよそで4000~5000㎞)での交換を推奨されている事が多いので、あくまで私の個人的な経験則として参考にして頂ければと思う。
タイヤ交換時期が目に見えてはっきりと分かるというのは、私のように配達で使用している人や通勤で使用している人など、パンク等のトラブルを起こされると非常に困る場面で使っている人達にとっては非常にありがたい。
インジケーターがある事のおかげで適切な時期でのタイヤ交換がしやすくなる。
よって寿命によるパンクリスクを大きく軽減する事が出来るし、グリップ力等の他の性能も良い状態で維持できる。
素晴らしき耐パンク性
私はウルトラスポーツ3の前、ウルトラスポーツ2の頃から愛用している。
私は繰り返しウルトラスポーツ2とウルトラスポーツ3を購入してきたが、1度もパンクした事が無い。
ウルトラスポーツ2の頃から計算すると4年程度、累計走行距離にしたらおおよその合計で1.5万㎞~2万㎞以上という使い方をしてきたが、1度もパンクした事が無かった。
ちなみにチューブもお気に入りの同じチューブをずっと使っていた。
そのチューブはパナレーサーの「R’AIR」である。
この「R’AIR」チューブも素晴らしいチューブなので別記事で書かせて頂いた。
ごつくて分厚いブチルチューブなんかに比べたら、こういったレーシングチューブはパンクリスクは上がると思われる中、ウルトラスポーツ3との組み合わせではただの1度もパンクした事が無かった。
空気圧管理や段差に無理に突っ込まないといった基本的なパンク対策さえしておけば、ウルトラスポーツ3の耐パンク性能は素晴らしいと言えるだろう。
耐パンク性・耐摩耗性(寿命)といった他の性能も含めて考えれば走りの軽さも十分にある
ここまで紹介してきたウルトラスポーツ3の良い所を踏まえて考えると、ウルトラスポーツ3は十分に軽快な走行も出来るタイヤだと言えると思う。
それはカタログ値で「320g」という、ワイヤービードのタイヤ(金属のワイヤーが入ったタイヤ)等と比べればウンと軽い重量や、セミスリックタイヤ(タイヤ表面の溝の切られ方)である事による転がり抵抗の低さといった所によるものだろう。
長寿命で耐パンク性の高さがあり、ある程度「ごつい」「分厚い」タイヤでありながら、この走りの軽さも持ち合わせているというのは本当に素晴らしいと感じる。
コスパが良い
私は自転車が趣味であり、タイヤ交換というのは走りを劇的に変化させることもあるカスタムであることを知っているので、タイヤについては多くの情報収集をしてきた。
そんな中、ウルトラスポーツ3はこの記事でも紹介してきたような素晴らしい性能がある割にはお財布にも非常に優しいタイヤだと感じる。
昨今の物価高の影響でウルトラスポーツ3も大幅に値上がりするのかと思いきや、この記事執筆時点(2023年3月時点)ではAmazon価格でみると相変わらず十分なコストパフォーマンスの良い価格で購入する事が出来る(2本セットで5千円程度)。
例えば私の経験上では、タイヤが交換時期になった自転車を自転車店に持っていき、
安いタイヤで良いので交換お願いしますぅ
店員さん
あいよっ!!
となった場合に取り付けてもらう事になるタイヤの価格が、おおよそ1本2千円程度の物が多かった印象(個人的経験則)。
ここに工賃が上乗せされる。
こういった安いタイヤは頑丈である物も多いが他のあらゆるスペックまで考えると、
それやったらネット購入でウルトラスポーツ3選んだ方が絶対良いやないかぁ~い!!!
というのが私の本音だ。
ただ自転車ショップのプロにタイヤ交換してもらえるという意味では、高くなっても十分価値があると感じる人もいるだろう。
しかしタイヤ交換は勉強すれば簡単に自分で出来るようになると私は思う。
ネット上でも調べる事が出来るし、私はメンテナンス本を使っても勉強してきた。
ウルトラスポーツ3をネット購入して自分でタイヤ交換すれば、工賃が掛からない分より安いコストで済む場合がほとんどだと思う。
それでいて安いタイヤより圧倒的に良質なタイヤであるウルトラスポーツ3にする事が出来てしまうという事だ。
ただ自分でタイヤ交換する場合にはタイヤレバーや空気入れは必須、よりスムーズ・便利に作業を行うにはタイヤパウダーもおすすめだ(特にタイヤ交換に慣れていない人にタイヤパウダーはおすすめ)。
タイヤパウダーを使えばチューブを嵌め込んでいく際にスルスルとチューブが嵌まっていき、かつタイヤとチューブの張り付きを防ぐ効果がある。
ウルトラスポーツ3の乗り心地について
乗り心地に関しては正直、可もなく不可もなくといった所か。
というのも私の経験上、乗り心地の良し悪しに関しては「空気圧」をどうするかが圧倒的に影響を及ぼすと思っているので、ウルトラスポーツ3だから特別乗り心地が良くなったり悪くなったりというのはあまり無いと私は感じた。
しかしながらそれまで使っていた比較対象となるタイヤが、シュワルベの「マラソン」タイヤといった耐パンク性や耐摩耗性に性能を振り切りまくったような頑丈なタイヤであれば、ウルトラスポーツ3は乗り心地は良いと感じるだろう。
私はマラソンタイヤも使っていた経験があり、やはりマラソンと比べたらウルトラスポーツ3は乗り心地はマイルドになる。
「タイヤの種類」によっても乗り心地がかなり変わる事はあるという事だ。
まとめ
ウルトラスポーツ3の良い所をまとめると、
- グリップ力の高さ
- 寿命の長さ
- 交換時期の分かりやすさ
- パンクのしにくさ
- 十分な走りの軽さ
- コストパフォーマンスの良さ
こういった所があげられる。
良い所ばかりでなくリアルなレビュー感を出すため、何か少しはデメリット面も書きたかったのだがコンチネンタルウルトラスポーツ3に関しては本当に思い浮かばなかった。
そんな素晴らしいタイヤだからこそ、私はウルトラスポーツ3ばかり使い続けてきたのだ。
ご精読頂きありがとうございました。
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