自転車乗りにとって出先でのパンクに対する備えというのは欠かせない。
特にロングライドや通勤といった場面では、自分でパンク修理出来るようにしておく必要性が高いと思う。
ちなみに私の場合基本的にサドルバッグの中に次のようなタイヤレバーや予備のチューブ、携帯ポンプ、簡単に貼り付け可能なパッチ等を入れている(携帯ポンプに関してはフレームに取り付けたりもする)。
しかし通勤時の場合はゆっくりと時間を掛けずに修理する必要性が高くなる。
そこで今回はなるべく素早く応急処置としてのパンク修理が出来るという、瞬間パンク修理剤を実際に使ってみたので紹介していこうと思う。
マルニ(Maruni)クイックショット K-600 自転車瞬間パンク修理剤
これが私が購入した瞬間パンク修理剤。
瞬間パンク修理剤にも色々と種類があるが、スポーツ自転車ショップでもよく見る定番の物がこのマルニのクイックショットであった。
自転車乗りであれば、
この瞬間パンク修理剤…見た事あるでぃ
という人も多いと思う。
マルニ クイックショット K-600 瞬間パンク修理剤の特徴
クイックショットは次のような瞬間パンク修理剤だ。
- 仏式バルブ用瞬間パンク修理剤
- チューブ・チューブレス・チューブラーに対応
- 直径1mmまでのキズ穴に対応
- 充填時間20秒で修理剤とLPGガスを同時に充填。瞬時にパンク穴を閉塞する
- 常備可能なコンパクトサイズで、通勤・通学におすすめ
- 注入後すぐに走行が可能
- 別売りの調整式アダプター(K-610)とCO2ボンベ(K-611)との併用で空気の追い足しが可能
パンクの際の穴の大きさというのは、直径1mm以内に収まるケースが多いのでは無いだろうか。
私の場合は1mmを超えるような穴の大きさになった経験は無いです。
バースト(破裂)させたら話は別ですが。
通勤・通学時等のさっとパンク修理をしたい時に、多くのパンク穴の大きさに対応出来るという意味で非常に便利な物だと言える。
マルニのクイックショットを実際に使ってみた
私はクイックショットを買ってから3年ほどの時間が経過したが、いつまで経ってもクイックショットの出番がこなかった。
家に置いていてタイヤが「スローパンク」するといった事はあったが、通勤時等の「出先でのパンク」をするという場面が無かったのだ。
日頃の空気圧管理等のメンテナンスや段差に無理に突っ込まないといった事をしていれば、
パンクはそう簡単にする物じゃないと思ってます。
しかしクイックショットを使った場合はどんな感じかずっと知りたかったため(あとブログで書きたかったため)、緊急の場面でも何でも無いが今回家にあったパンクしたチューブを使ってクイックショットを試してみた。
パンクしたチューブの紹介
これが家に置いてあったパンクしたチューブ。
別記事で素晴らしいチューブとして紹介したパナレーサーの「アールエアー」というチューブだが、このチューブ起因とは言えない状態(タイヤが大きくすり減っていた)でパンクさせてしまった物だ。
パッと見で分かるようなパンク穴の大きさでは無い。
参考までに、バケツに水を張り、ある程度空気を入れたパンクチューブをバケツの中に入れ、水泡の出てくる位置によってパンク穴の大きさを確かめた。
パンク穴の大きさは極々小さな点のような大きさで直径1mmも無い、0.5mm程度の大きさだった。
私の経験上パンク穴で1mm以上の大きさになる事は少ないと思う。
これがクイックショットによる瞬間パンク修理や!(動画で紹介)
そして実際にクイックショットを使うと次のようになる。
なんと見事にみるみる内にタイヤが膨らんでいくでは無いか。
実際にクイックショットを使う場面では、バルブにアダプターをセットしたり、タイヤに刺さったままの異物が無いかの確認をしたりといった事前の準備も必要だが、これだけスムーズに応急処置が出来るのは素直に便利だと感じた。
応急処置としては便利に使える可能性が高いと思います。
あくまで応急処置用なので時間に余裕のある場面でチューブを丸々新しい物に交換する等、別途本修理を行う必要があるが、とりあえず通勤先の目的地までは着きたいといった場面ではクイックショットで十分対応出来て役立つ可能性が高いと感じた。
商品説明に、
「別売りの調整式アダプター(K-610)とCO2ボンベ(K-611)との併用で空気の追い足しが可能」
と書いてあるように空気圧もカチカチに入るような物では無いので、本当にとりあえずの応急処置といった物だ。
ママチャリ程度の少しブヨっとした空気圧まではとりあえずクイックショットのみでも入る。
心のお守りの役目を果たしてくれる瞬間パンク修理剤
通勤通学といった、パンクされると非常に困る場面で自転車を使っている方々にとって、瞬間パンク修理剤というのは持っているだけで気持ちにある程度余裕が生まれる一種の「お守り」の役目を果たしてくれると思う。
みなさまもご自分の状況に合ったパンク対策をして頂き、安心安全なライドを楽しんで頂ければと私は思う。
そのためにもこの記事が参考の一つになれば幸いだ。
ご精読頂きありがとうございました。
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