クロスバイクに付けるハンドルグリップというのはその種類により、走行中の手や腕などに与えるダメージの程度が大きく変わってくる。
単なる棒状のグリップを使っている方も多いかと思うが、それを下記画像のようなエンドバー付きエルゴグリップに変更するだけでも、物凄く手や腕が疲れにくくなる。

グリップ部分がエルゴ形状になっていて面積が広くなり、手のひら全体で支えられている状態にする事が出来る。
そしてエンドバー(端にある角の様なもの)が付く事によって、グリップの握り方にバリエーションが増えて楽になる。
エンドバーを握っている時の手の向きというのは、人間の体の構造上自然な手の向きになるので、手や腕がグッと楽になるのだ。
私は過去記事においても、この「エンドバー付きエルゴグリップ」について詳しく書いてきた。
これは価格の安さで選んだエンドバー付きのエルゴグリップ。
そしてハンドルグリップ界の帝王、高級品とも言えるブランドには「ERGON(エルゴン)」がある。
エルゴンからは、棒状のグリップからエルゴ形状のグリップ、そしてエンドバー付きのエルゴグリップまで、様々な種類のハンドルグリップが販売されている。
エルゴンのハンドルグリップ達は価格を見ても分かる通り、はっきり言って高級品と言える物であるが、その品質は間違いなく本物である。
実際私もエルゴンのグリップは複数種類使用してきて、その高い品質は確認済みだ。
私はこれまであらゆる形状のハンドルグリップや、あらゆる価格帯(グレード)のハンドルグリップを使用してきた。
そして今回、新たにエンドバー付きエルゴグリップとしては「ミドルグレード」とも言える物を購入して使ってきたので、紹介させて頂こうと思う。
価格の安いエンドバー付きエルゴグリップや、価格の高いエンドバー付きエルゴグリップと比較すると、その中間的な価格に位置する「ミドルグレード」とも言えるエンドバー付きエルゴグリップはどのような品質・使用感であったのか、レビューさせて頂こうと思う。
今回購入したミドルグレードとも言えるエンドバー付きエルゴグリップ
これが新たに購入したGORIXのエンドバー付きエルゴグリップ。
GORIXは自転車好きの間ではかなり有名なブランドだ。
この記事執筆当初ではこれを使い始めて半年ほど経過しており、その上でのレビューを書かせて頂いている。
価格帯的には、安いエンドバー付きのエルゴグリップと高いエンドバー付きのエルゴグリップの中間的な価格であり、私の購入当時ではAmazonで3,500円ほどの価格であった。
私が過去に購入して愛用してきた安いエンドバー付きエルゴグリップには「Deemount」というブランドの物がある。
そして愛用してきた価格の高いエンドバー付きエルゴグリップには「ERGON」がある。
それらに対し、今回のGORIXのエンドバー付きエルゴグリップは、安くも無く、高くも無い、ミドルグレードとも言える物だ。
いわば「ちょっと良い」「ちょっとお高級」と言えるグレード。
各エンドバー付きエルゴグリップのグレードをまとめると、次の画像のようになる。

今回のGORIXのような、「ミドルグレード」とも言えるエンドバー付きエルゴグリップを使うのは私は初めてであった。
これまでは「高い」か「安い」の、どちらかのグレードを選んできた。
GORIXのグリップはその価格帯通り、品質に関してもきちんとミドルグレードと呼ぶにふさわしい物になっているか、今回検証したのである。
エンドバー付きエルゴグリップの魅力
棒状(筒状)のグリップを使っている人も多いと思う。
棒状のグリップは棒状のグリップで「しっかりと握りこめる」という部分や「価格がお手頃の物が多い」という部分には魅力があると思う。
ただ、棒状のグリップで長時間走っていると手が痛くなりやすい。
そういった人がエンドバー&エルゴグリップという組み合わせのハンドルグリップを使ったら、大幅に手が楽になったと感じるだろう。

パッケージに記載の説明
こういった形状のグリップをエルゴグリップというが、これは手のひら部分のより大きな面積で手が支えられるため、手首に負担がかかりにくくなり疲れや痛みが発生しにくくなる。
グリップを握った時の手首の角度が、負担の掛かりにくい、疲労しにくい角度に決まるというのが画像を見てお分かり頂けると思う。
ちなみに紛らわしいかもしれないので説明させて頂きますと、「ERGON(エルゴン)」というのはブランド名であり、「エルゴ」というのはグリップ形状の事です。
そしてそこにエンドバー(グリップ端の角のような部分)が付くためさらに快適になる。
次にエンドバー(別名:バーエンド)について具体的に書いていこうと思う。
なぜエンドバー(別名:バーエンド)を使うと手が痛くなりにくいのか
立ち上がった状態で一度手をだら〜んと脱力して下ろしてみる。
その状態から自分の前にハンドルバーがある事を想定して手を前にすっと脱力したまま伸ばす。

手のひらが内側を向いている。
その時手のひらはどちらを向いているだろうか?
人間の体の構造上、必ず手のひらは内側を向くはずだ。
この時点でもうエンドバーがなぜ有効かというのは想像出来るかとも思うが、
要するに人間の体の構造上本来の自然な手の向きでバーを握れるため、手首などに無理な負荷がかからず疲れにくくなる、痛めにくくなるという事だ。

ただエンドバーを握るとブレーキが握れなくなるため、手を休めたい時などに安全の範囲内でエンドバーを握るという使い方になる。
エルゴグリップ部分とエンドバー部分を行ったり来たりする感じだ。
グリップ部分を握る時の手の向きというのは体の構造上、自然な向きでは無いため長時間続けていると必ず痛くなるし疲れる。

長時間続けると手首辺りがしんどい。
ちなみにこれはERGONのグリップ。
グリップ部に絶妙な「しなり」があって振動吸収性が高く、疲れにくい手首の角度を維持しやすい
私はこれまで、あらゆる形状のグリップや、価格の安いグリップから高いグリップまで、あれこれとハンドルグリップだけでも20種類程度は試してきたが、そこで感じた事がある。
それは良いグリップであるほど、グリップ部分の硬さに絶妙な「しなり」があるという事。
エルゴ形状のグリップであれば特にそれが分かりやすく、良い物であるほどグリップが「硬すぎず&柔らかすぎず」の絶妙なしなりのある硬さになっている。
その絶妙な「しなり」がある事によって、路面から手や腕へと伝わる衝撃や振動を吸収してくれるし、かといって柔らか過ぎないので、グリップに手を置いた時の手首の角度も折れ過ぎず、疲れにくい丁度良い角度を維持出来る。
今回購入したGORIXのグリップにはこの絶妙なしなりがある。
下記画像をご覧頂きたい。

パッケージに記載の説明
これは先ほども紹介した、エルゴンの商品パッケージに記載のイラスト。
つまりこれは、「疲れにくい手首の角度を維持出来ますよ」という事を意味している。
GORIXのグリップにも絶妙な硬さのしなりがあるので、このように疲れにくい手首の角度を維持しやすい。
振動吸収性と手首の角度の両面で疲労軽減に貢献してくれる。
あくまで私の経験上の話ではあるが、良いグリップであるほどこういった絶妙な「しなり」のある硬さになっていると感じる。
安い物であると「硬すぎる」か「柔らかすぎる」のどちらかになっている場合が多かった。
かといってもちろん安い物でも使えないわけでは無い。
ベタつきが発生しにくく寿命が長いのでコスパが良い
寿命に関しては特に、安い物と高い物で大きく差が出る部分だと思っている。
グリップの寿命の目安となるのはやはり、「ベタつき」がどれくらい出てきたかという部分である。
価格だけで一概には判断出来ないが、例えば1,000~2,000円程度の安いグリップの場合、一ヶ月程度使っただけであっという間にグリップがベタついてくるという事もあった。
複数種類の安いグリップを試してきたが、基本的にはどれもエルゴンのような高級モデルと比べると明らかに寿命が短かった。
エルゴンはどんな季節に酷使して使おうが、最低半年は持つという印象。
私はフードデリバリーの仕事用としてもプライベート用としても使っている自転車に、エルゴンやGORIXのグリップを取り付けて使ってきた。
なので相当ハードな使い方をしている。
しかしやはり良いグリップの場合は簡単にベタつきが発生するという事には至らない。
今回購入のGORIXのグリップに関しても記事執筆当初時点では半年以上ハードに使ってきたが、やはり全然ベタつきがまだ発生していない。

ベタつきにくい「vexkラバー素材」という物を採用しているそうです。
例えばAmazonのレビュー欄を見ていても、ベタつきが発生しにくいというレビューが見られましたが、実際に使ってみてその通りであると感じました。
安いグリップを短い期間で何度も買い替えて使うより、良いグリップを長く使った方がよっぽどコスパが良いと私は思う。
エンドバー部分とグリップ部分を分けての角度調整は出来ないのがデメリット
ここまで、今回紹介のGORIXのグリップはエルゴンに引けを取らないほど良いグリップであると説明してきたが、エルゴンと比較して明らかなデメリットとなる所もある。
それは、エンドバー部分とグリップ部分を分けての角度調整は出来ないという事。
エルゴンの場合はこれが出来るというのが非常に良い点。
エルゴンの場合はグリップ部分の角度とエンドバー部分の角度をそれぞれに分けて、自分好みの角度に調整する事が出来る。


上記2枚の写真はエルゴンのグリップ部分の角度は変えずに、エンドバー部分のみ角度を変えている状態。
このようにグリップ部分を自分好みの角度に決めながら、エンドバー部分はエンドバー部分で別途自分好みの角度に決める事が出来る。
ただ、GORIXのエンドバー付きエルゴグリップではそれぞれ分けての角度調整は出来ない物の、グリップ部分をちょうど良い角度に設定すれば、エンドバー部分の角度もおおよそちょうど良い角度に来ると個人的には感じる。

しかし、それぞれ個人によって好みの角度は異なりますし、本当に少しの角度の違いでもこだわるのであれば、やはりエルゴンのようにそれぞれを独立させて角度調整出来る仕組みの方が使いやすいと思います。
GORIXエンドバー付きエルゴグリップは価格が示すグレード通りの品質であった
今回はグレード的には「ミドルグレード」、または「ちょっとええやん」とも言える、GORIXのエンドバー付きエルゴグリップを紹介させて頂いた。
このGORIXのグリップの主な良い所は、
- グリップ部分の絶妙にしなりのある硬さ
- ベタつきの発生しにくい耐摩耗性(寿命の長さ)
- エンドバーやグリップを握った時のグリップ力(滑りにくさ)
といった所であった。
あとはシンプルなデザインも個人的には好きだ。
そしてデメリットだと感じたのはやはり、エンドバー部分とグリップ部分をそれぞれに分けての角度調整が出来ないという所。
エルゴンの場合ではこれも出来る。
しかし、エルゴンよりも価格が抑えられていながらここまでの品質になっているのは、素直に素晴らしいと感じた。
手や腕が疲れにくくなるようなハンドルグリップを探しているが、エルゴンのような高級モデルでは価格が高過ぎると感じるので、もう少し価格を抑えた物が欲しい、そして品質もそれなりに良いものが欲しい、という方にはこのGORIXのエンドバー付きエルゴグリップはピッタリではないだろうか?
みなさまもご自身に合った最高のハンドルグリップを見つけて頂ければと思う。
そのためにもこの記事が参考の一つになれば幸いだ。
ご精読頂きありがとうございました。

































コメント