今回の記事では出前館のドライバーアプリならではの特徴である、お客様の氏名が他社と比較していつも表示されるシステムの便利さ、ありがたみについて書いていこうと思う。
各社のお客様名の表示のされ方
知らない人たちからすれば、
おばさま
お客様名なんてどこの会社でも、いつも配達員さんのアプリに表示されるものじゃないのかしら?
と思われるかもしれない。
しかしながら現実は違う。
例えば、次のような名前表示のされ方がある。
- 「n.miz」のようなローマ字(漢字等もある)表記で、かつ省略された表示
- 「ぬ1875」のような暗号のような表示
- アニメのキャラクター等のようなニックネーム表示
各社で配達しているとこんな表示でちゃんとした氏名が分からない事があるのには、私自身配達を始めたころには驚いたもんだ。
ただこれらのような表示がされる場合がある会社でも、普通に漢字で苗字や名前が出てくる場合もある。
表示されるケースと表示されないケースの両方のケースがあるといった状態だ。
そんな中4社の中で最も確実性高く、氏名を漢字のフルネームでドライバーアプリ上に表示してくれる会社が出前館だ。
それこそ「鈴木太郎」や「山田花子」といった感じでお客様名を表示してくれる。
なぜ確実性高く氏名が表示されることが配達員にとってはありがたいのか?
出前館のドライバーアプリ上にはお客様氏名がいつも表示されていてありがたいと書いてきたが、
なぜいつも氏名が表示される事がそんなにありがたいのか?
たとえば先述したようなお客様名の情報が省略文字やニックネームなどの表示になっていたとしても、各社通常、住所やマップ上のお届け先位置というのは表示される。
中には配達員に分かりやすいよう、お届け先の目印になるような物のメモをアプリ上のお客様情報に残しておいてくれるお客様もいる。
おじさま
住所やマップ上のお届け先位置が表示されていれば、正確な氏名が分からなくてもきちんとお届けする事は出来るんじゃないのか?
と思われるかもしれない。
確かに問題なく配達できるケースがほとんどだ。
しかしながらお届け先がマンション等の「建物」では無く、「一軒家」である場合に正確な氏名がドライバーアプリ上で分かる事のありがたみが出てくる。
マップアプリでは「ピンずれ」がしょっちゅう起こる
マップ上に表示されるお店やお届け先の位置を示す「ピン」。
このピンがそもそもの入力ミスや、システム上の中で正しい位置に表示されずに「ずれ」が発生してしまうのが「ピンずれ」だ。
配達すれば分かる事だが、この「ピンずれ」が発生するというのは配達員からすれば日常茶飯事。
各社の配達用アプリで連携しているグーグルマップアプリで、改めて正確な住所を手入力して正しい位置を表示するというピンずれ対策もあるが、
私の場合はピンずれ対策として「ヤフーマップ」や「ナビタイム」アプリが非常に重宝している(特にヤフーマップ)。
Yahoo!マップ – 最新地図、ナビや乗換も
Yahoo Japan Corp.無料posted withアプリーチ
NAVITIME(地図と乗換の総合ナビ)
NAVITIME JAPAN CO.,LTD.無料posted withアプリーチ
ただ、こういったピンずれ対策の手を打っても正しい位置が表示されない事というのは時にはある。
私のピンずれしていないかの確認の仕方(建物の場合)
お届け先がマンション等の「建物」である場合には、お客様ご入力の建物名と実際に建物の入り口あたり等に直接書かれている建物名を照らし合わせ、その建物で合っているかを確認する事が出来る。
さらにはヤフーマップアプリを拡大して建物名を表示するなんていう確認の仕方もある。
お届け先の建物に到着せずとも、マップアプリ上で番地検索をし、そこで表示された位置に目的の建物名がマップアプリ上で確認出来れば、あらかじめピンずれしていない事を確認できたりもする。
建物の場合はそうやってあらかじめ分かるケースの方が断然多い。
マンションやアパートなどの場合は配達員がお届け先に到着して、実際目の前にしているその建物でお届け先は本当に合っているかの確認が簡単であるという事だ。
「建物名」で確認する事が出来る場合がほとんどだ。
こうやってマンション等の「建物」の場合は、ピンずれしていてお届け先のピンの位置が間違っていないかを簡単に確認できる。
ピンずれしていないかの確認の仕方(一軒家の場合)
しかしながらお届け先が「一軒家」である場合は当然ながら「○○マンション」や「○○荘」のような「建物名」というのは存在しない。
そこで配達員が到着した目の前のお届け先の一軒家が、場所的に本当にピンずれせずに合っているかを確認する方法として、一軒家の場合は「表札」がマンション等で言う「建物名」の代わりになる。
つまりはドライバーアプリ上のお客様情報に正しい苗字が記載されている事が必要になる。
出前館ドライバーアプリではいつも住所のみならず、他社と比較して、
「氏名」が入力された情報がいつも表示される。
よって到着した一軒家の表札とアプリに入力された情報の氏名を照らし合わせ、正しい一軒家の位置を確認する事がいつも可能になってくるという事だ。
例えば、グーグルマップでお届け先住所の正しい番地を手動で入力し、その位置までナビで案内してもらい、到着した一軒家の表札名がドライバーアプリ上で表示されている氏名と一致すれば、そのお届け先でまず間違いないとなる。
配達員にとって一番難解なお届け先である「表札無しの新築一軒家」
私の経験上、一番配達員泣かせのお届け先が「表札無しの新築一軒家」である。
新築一軒家の場合、「新築」であることによって各マップアプリにまだ情報が登録されていない事が多い。
また「一軒家」である事により、「建物名でネット検索して不動産会社からの新築物件の情報を見る」という事が出来るマンション等の「建物」とも違ってくる。
ピンずれの可能性が高くなり、情報確認も難しくなるという事だ。
そんな時でも記名された表札の出ている新築一軒家であれば、出前館ドライバーアプリの「氏名がアプリ上からいつも確認出来る」という仕組みは非常に役立つ。
ピンずれしていても近くの番地となる住所を探し、そこから表札を目印にして正しい新築一軒家の場所を見つけるという事が可能になってくる。
しかし新築一軒家でかつ、まだ表札が無記名で空白になっていたり、まだ表札が用意されていない場合がある。
表札無しの新築一軒家であると、マップアプリの番地検索でもネット検索でも表札名でも正しいお届け先かどうかの確認が出来ない可能性が高くなるため、非常に厄介だ。
どうにもならない時の最終手段として電話連絡(出前館の場合お客様とのチャット機能は無い)によって正しいお届け先を見つける事になるが、電話に出ない、出たがらないお客様もいる。
よってそこでのタイムロスによって焦ってしまう場面も出てくる可能性はあるので、そんな時の事故には特に注意したいところだ。
本当にどうにもならない場合は、商品廃棄になる可能性もある。
まとめ
出前館の場合は他社と比較し、ドライバーアプリ上にいつも氏名が表示され、表札名と照らし合わせて正しいお届け先を見つけやすいというのがメリットだという事をここまで書いてきた。
さらに言えばここにお客様とのチャット機能が実装されればさらにウンと良くなる。
出前館ドライバーアプリの場合、現時点ではお客様との連絡手段は電話のみだ。
先述したように電話だと相手先のお客様が出たがらないケースが結構ある。
知らない電話番号の相手と話すのを不安に感じるのは仕方がない。
アプリを介したチャット機能でもそういったことは稀にはあるが、基本的には返信してくれる。
チャット機能であれば配達員からのメッセージである事をこちらから伝える事が出来るので、安心して返信してくれる可能性は当然に高い。
私自身他社でチャット機能の便利さは経験してきたが、お届け先を見つけづらい、見つからない時などのトラブル時の対応策としてチャット機能は間違いなく役立つ。
ただそれ以前の話として、出前館ドライバーアプリのお客様と直接連絡を取らずともまずは氏名をいつもしっかりと表示してくれる部分というのは、間違いなく配達員にとって役立つ、助かるところだと思う。
ご精読頂きありがとうございました。
コメント