クロスバイクやロードバイク等のスポーツ自転車に乗り続けると当然あらゆるパーツの交換をするようになる。
その内の一つ「ペダル」に関しては寿命がすぐ来るような物では無いので、寿命が来てから交換する場合は数年に一度といったところになるかと思う。
長く使い続けると漕いでる時にペダルからキシキシと音がしてくるので、このような状態に至った場合に私の場合はペダル交換を行うという判断をしていた。
クロスバイクに付いていたペダルに関してはいつまで経っても問題なく使えるような状態だったので、5年以上もの期間デフォルトで付いていたペダルで運用していた。
その結果、新しいペダルに交換する際に地獄を見る事になりました。
長く使い続けてからペダル交換するという形に至った結果、その古いペダルはバチクソに固く固着してしまっていて、そう簡単には取り外せない状態になっていたのだ。
今回の記事ではそんなバチクソに固く固着したペダルをどのようにして外す事が出来たのか、書いていこうと思う。
固く固着したペダルを外すのに使った道具
使った物は、
- ハイトルクレンチ
- 潤滑剤
- タオル
この3つだ。
具体的に紹介すると、
タオルに関しては家にある余ったタオルを使った。
おそらくこの3つさえあれば、私の経験上ではペダルを取り外せないというケースはほとんど無いんじゃないかと感じている。
実際最初は一生外せないんじゃないかと感じてしまうほどのレベルの、私の5年以上使い続けたクロスバイクペダルでさえ取り外すことが出来ました。
最初はもっと短いレンチで外そうとしていた
最初はハイトルクレンチでは無く、もっと短いレンチで取り外しに挑んだ。
このレンチであってもロードバイクのペダルに関しては余裕で外す事が出来ていたので、クロスバイクペダルもこれで問題無いだろうと思っていた。
しかしとんでもなかった。
私のバチクソに固着したクロスバイクペダルの場合では、このSUN UPのレンチでは全くもって歯が立たなかったのである。
色々と調べているとペダルの外し方にもコツが紹介されているが、あれこれしてもダメだったのでレンチに関してはハイトルクレンチを別途購入した。
PWTハイトルクレンチの方は、
- レンチ自体がより長い
- レンチの柄の部分(持ち手の部分)に滑り止め加工がされている
主にこの2つの特徴により、圧倒的に大きなパワーを伝えながらペダルを取り外す事が出来ます。
このハイトルクレンチはとにかく「力を伝えやすい」「握りやすい」と感じた。
そしてこのハイトルクレンチと、色々とリサーチして外し方のコツとして紹介されていた方法を組み合わせ、ようやくクロスバイクペダルを外す事が出来たのである。
潤滑剤の使い方
レンチでペダルを外そうとする前にとりあえず、画像で示したペダルの内側ボルト部分に潤滑剤を吹きかけ、数分置く。
こうして少しでも固着状態を和らげる。
外す側のペダルの反対側のクランクとチェーンステーをタオルで結んで固定
このようにして、反対側ペダルが付いているクランクとチェーンステーをタオルで結びつける。
こうしてレンチを使ってペダルを外す際に、クランクがグルグルと回転して動かないようにする。
レンチを使う際には自分の体重も使って外すので相当な負荷を掛ける事になる。
なのでこのようにしてグルグルと動かないようにする必要がある。
右側ペダルは正ネジ・左側ペダルは逆ネジ
下の動画で紹介するが今回は右側ペダルで取り外しを行ったので、反時計回りでペダルを緩めている。
時計回りの方向だと通常多くのボルトで「締め付ける」ための方向になるが、左側ペダルに関しては特殊なので覚えておきたい。
この方向を間違えてしまうと当然外す事は出来ない。
これが無敵のペダル外しや!(動画で紹介)
ペダルの外し方は次の動画のようになる。
これが私最強のペダルの外し方だ。
この3点セットさえあれば私はもうペダル交換は恐くない。
信じられないくらい固く固着したペダルを外せた経験によって自信が付いてしまった。
ペダル取り付けの際にはネジ山にグリスを塗布しておく事が大切
そしてこのような取り外しの苦労がなるだけ起こらないようにするため、新しいペダルを取り付ける際にはペダルネジ山部分にグリスをしっかりと塗布しておく事が大切だ。
当然グリスを塗布しておいた方が固着しづらくなるからだ。
この記事がペダル交換で非常に苦しんでおられる方々の参考に少しでもなれば幸いだ。
ご精読頂きありがとうございました。
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