私は今までロードバイクなどのタイヤ空気圧を測定する際には、家に置いていある大きなフロアポンプ付属のメーターで測定をする事がほとんどであった。
専用の小型のエアゲージを使うにしても、デジタル式のものでは無くアナログ式のエアゲージを使っていた。
例えば次のような物。
近所の自転車店で購入した空気圧計(エアゲージ)だ。
もちろんこれも決して使えないわけでは無いが測る際に空気漏れが起きたりしやすく、より正確な空気圧管理をするのは難しいと感じていた。
なのでアナログ式のエアゲージは買って間もなく使わなくなり、大きなフロアポンプのメーターのみで管理するようになっていた。
大きなフロアポンプ付属のメーターもデジタル式の測定器では無いが、空気入れをする際に空気圧の数値管理も同時に行う事が出来て便利なので、この形での空気圧管理をしていた。
長年この形で運用をしていたがこの度、空気圧管理の数値精度が高いと評判のパナレーサー(Panaracer)のデジタル式の空気圧計「BTG-PDDL2」を購入した。
このデジタル式のエアゲージが非常に高機能な物であったため、詳しく紹介させて頂こうと思う。
パナレーサー 空気圧計 デュアルヘッドデジタルゲージ「BTG-PDDL2」
これが新たに購入したパナレーサーのエアゲージ「BTG-PDDL2」。
元々デジタル式の物もいつかは買おうと思っていたがずっと先延ばしにしており、ようやく今回手に入れた。
自分で調べていても、空気圧の数値の精度が高いと評判の良いエアゲージであった。
空気漏れが少なく空気圧数値の精度が高い
先述したように、このパナレーサーのエアゲージを買うまでは空気入れそのものに付いているメーターで空気圧管理をする事がほとんどであり、アナログ式の空気圧計は一応は使用経験がある程度。
空気圧測定をする際、バルブのバルブコアを先端方向まで緩めてエアゲージを差し込む形になる。
この時アナログ式のエアゲージでは差し込む際にどうしてもプシューっと空気漏れが起きやすかった。
そして差し込んだ後の測定中にも、エアゲージ自体が空気圧の反発によって差し込む方向と反対方向に押し戻されるような動きが起こる事も多かった。
アナログ式のエアゲージにも色々とあるので一概には言えないが、私の場合はそういった事がよく起きていた。
しかし「BTG-PDDL2」の場合は違った。
測定する際の空気漏れする事が非常に少ない。
空気漏れしたとしてもわずかに少しずつ起きる程度。
このエアゲージの空気漏れが少ないというのは度々目にしてきたが、まさにその評判通りであった。
そしてスッとはめ込むことが出来る感覚。
そしてエアゲージ裏面に付いているボタンを押すことによって空気を少しずつ抜いていく事が出来る。
この時にも空気圧が測定されていくが、本当に抜いた分だけ細かい単位で数値も下がっていく。
数値の下がり方がボタンを押した時間の長さにきちんと合わせて、一定の速度で下がっていくという感覚だ。
家庭用のフロアポンプやアナログ式のエアゲージと比較してみる
画像大きな空気入れがフロアポンプ。
まずフロアポンプとフロアポンプ付属のメーターを使って「5bar」まで空気を入れる。
その状態を使ってデジタル式のエアゲージとアナログ式のエアゲージそれぞれによって空気圧を測定してみる。
これを何度も繰り返し行う。
その結果わかったのは、まずやはりフロアポンプ付属のメーターはおおよその物であるという事。
フロアポンプ付属のメーターでは「5bar」であったものが、デジタル式&アナログ式のエアゲージでは「6bar」程度が表示されていた。
精度が高いと評判のパナレーサーのエアゲージ含め、空気圧を図る専用のアイテム両方で6barが表示されているのだからこちらの数値がより正しい数値で間違いないと言える。
アナログ式のエアゲージの場合はやはり、ケージをバルブにはめ込む際に結構空気漏れが起きるのでその分6barより若干低くなっているという感覚。
アナログ式のエアゲージでも空気漏れが少なくスッと嵌める事が出来て上手く測定出来る時もある。
その時の数値は6bar程度であった。
つまり私は今までは思っているより1bar程度高い空気圧で運用している事が多かったことになる。
結構衝撃的な結果でした。
これまではこのおおよその数値が分かるフロアポンプ付属のメーターによって空気圧管理をし、それで実際に走ってみて乗り心地や推進力が丁度良いと感じる空気圧を探していた。
私が見てきた丁度良いと感じる数値は、実際より1bar程度低い数値だったのか…。
アナログ式のエアゲージに関してもはめ込む際に空気漏れが起きやすいという弱点はあるものの、それが無ければ示される数値に関してはデジタル式エアゲージと変わらず正確と言える精度であった。
自転車タイヤ空気圧管理の重要性
空気圧管理は言うまでも無いかもしれないが物凄く重要だ。
例えば、
- 耐パンク性
- グリップ力
- 乗り心地
- 推進力
- 耐摩耗性
こういった所に大きく関わってくるのがタイヤ空気圧。
例えば普段よりも空気圧を上げれば推進力や耐パンク性は上がるが、乗り心地やグリップ力は落ちるといった事が基本的には起きる。
反対に空気圧を低くすれば乗り心地やグリップ力は上がるが、推進力や耐パンク性は落ちるといった事が起きる。
自分に合ったベストな空気圧にするというのは物凄く重要な事だ。
それぞれに合った乗り心地と推進力のベストバランスを見つけたい所だ。
数値精度の高いエアゲージで乗り心地の良い走りを
繰り返しになるが空気圧をどうするのかによって自転車の走りは大きく変わってくる。
より精度の高いエアゲージを使えば自分に合った空気圧にセッティングしやすくなり、自転車の走りをより自分好みの状態に持って行く事が可能になるだろう。
ご精読頂きありがとうございました。
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