私は自転車を趣味とし、これまでロードバイクやクロスバイク、電動クロスバイクも使ってきた。
この内、クロスバイクと電動クロスバイク(TB1e)のブレーキには「Vブレーキ」が使われており、いわゆる一般的なママチャリに使われているブレーキに比べたらウンと制動力が上がり、驚いたものだ。
ブレーキシューは消耗品であり、他のパーツに比べ交換頻度の高いパーツである。
私自身もこれまで何種ものブレーキシューを試してきた。
今回の記事では、世界の一流自転車パーツブランドであるシマノ(SHIMANO)ブランドの「M70T4」というブレーキシューと、
Amazonにて価格の安さで購入した、FEELCATというブランドのブレーキシューの比較レビューをしようと思う。
同じ「ブレーキシュー」ではあっても、やはり品質や機能性の違いはかなり出るもんだなと感じた。
私がずっと使い続けているシマノ「M70T4」ブレーキシュー
これまでいくつものブレーキシューを試してきた中、私はこのブレーキシューを使用する事がお決まりになった。
ウェット(雨)とドライ(晴れ)、両方の環境に対応したモデルである。
そして制動力、耐摩耗性、音鳴りのしづらさ、全てに優れた非常に良いブレーキシューだと感じたので今私はこれをリピート購入し続けている。
安さで選んだ「FEELCAT」のブレーキシュー
私がアマゾンにて購入した時点では非常に安く、人気のあったブレーキシューだ。
これはこれで安く購入もできて、そんな中で制動力も決して低いわけでは無かった。
ただシマノ「M70T4」ブレーキシューと比較すると「M70T4」の方がやはり優れていた。
制動力の違い
「M70T4」と比較すると、この安価であったブレーキシューはブレーキレバーを引いた時に少しだけ「グニャッ!」とする感覚がある。
ただし気になる人には気になるんじゃないかというレベルであり、特段制動力が低いわけでは無い。
あくまで価格相応といったイメージだ。
対して「M70T4」は今回比較した安かったブレーキシューよりもある程度「ピシッ!」とブレーキが掛かってくれる感覚。
この違いは自転車好きで普段自転車に乗り込んでいる人ほど、気になる、気付くレベルの違いだと思う。
Amazonのレビューを見ていても、気にならない人には気にならない、十分な制動力のブレーキシューだと感じている人もいる。
私としては確かにこの安いブレーキシューの方でも普通に問題なく減速したり、止まったりする事は出来るが、配達の仕事で使いたいとか、より気持ちの良いサイクリングをしたいという人たちであれば「M70T4」をおすすめするといった感覚だ。
ただ購入当時では「M70T4」よりも安かったので、コスパの面から考えれば十分なブレーキシューとも感じた。
最も大きな違いはブレーキシューの耐摩耗性(すり減り速度)
元々ブレーキシューというのは多くの人にとって最も交換頻度の高いパーツと言えるだろう。
そんなブレーキシューのすり減りが早いと、より一層交換頻度が高くなる。
この2種類のブレーキシューを比べた場合、最も大きな差が出たのはシューの「すり減り速度」(耐摩耗性)であった。
晴れの日のドライな環境で使う分にはそう大きな差は出ない。
しかしながら雨の日のウェットな環境で使うと、明らかに安価なブレーキシューの方がすり減りが早かった。
もうあっという間にすり減って無くなっていく感覚。
新品の状態から雨の日に1日中使うと、下手すればもうその日の内に交換時期が来てしまうほどだと感じた。
この安価であったブレーキシューに比べると「M70T4」は明らかにより長持ちしてくれる。
雨の日に走ると、どのブレーキシューでもすり減りが早くなるのは変わりない。
雨の日走行の後にホイールリム部を見ると、ブレーキシューがすり減ったことによる黒いカスが沢山付いているのを確認できる。
ちなみに雨の日走行後の乾かない内に、リムを水で洗い流すとシューのカスが黒い液体となりがっつり流れ出てくる。
物凄いすり減っているというのがよく分かる。
「M70T4」は音鳴りが発生しにくい
音鳴りは要するにあのブレーキをかけた時に鳴る事がある、あの「キーキー音」の事だ。
ここに関しても「M70T4」は優秀であり、音鳴りは安いブレーキシューよりも発生しにくかった。
音鳴りなんて気にしない人もいるかと思うが、私は物凄く気にするタイプなので「M70T4」の音鳴りの発生しにくい所は非常にありがたい。
ちなみに音鳴り対策としては「トーイン」で対策するという方法もある。
ブレーキシューのリムへの当たり方に角度を付けて音鳴りを軽減させるのがトーインであるが、私はトーインは利用していない。
トーインについて詳しく知りたい方は別途お調べになって頂ければと思う。
ブレーキシューの取り付けにおすすめのトルクレンチ
ブレーキシューに関しては特に安全にかかわる重要パーツなので、私はボルトの締め付けの強さもより正確に行いたいと思い、次のようなトルクレンチを使っている。
デジタル式のトルクレンチより明らかに価格が安く、アナログ式なトルクレンチだが精度が高いと評判の物を購入した。
さすがの有名なTOPEAKブランドといったところだ。
私はこのトルクレンチを使ってブレーキシューを取り付け、問題なく運用できている。
おすすめのトルクレンチだ。
まとめ
「M70T4」の良い所をまとめると、
- 優れた制動力
- 耐摩耗性の高さ(長持ち)
- 雨の日にも対応
- 音鳴りが発生しにくい
やはりそこはさすがの世界のシマノ(SHIMANO)。
ブレーキシューに関しても素晴らしい品質を誇っていると感じた。
これからも「M70T4」は長く愛用していく事になるだろう。
ご精読頂きありがとうございました。
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