フードデリバリー業界各社のアプリを使っていると色々と違う機能があって面白い。
今回の記事ではUber Eats ならではの機能である「新規のリクエスト停止」機能について書いていこうと思う。
先に一つ言っておきたいのは、
配達中にお腹が痛くなるのは「地獄」である。
Uber Eats ならではの機能である「新規のリクエスト停止」機能とは
Uber Eats の配達パートナーが配達を行うのに使う「Uber driver」アプリ。
このアプリにある機能として、1度オファーを受けた後にさらに別のオファーが飛んで来てアプリに表示されるのを停止する機能が「新規のリクエスト停止」機能だ。
つまり、受けたオファーの配達が完了して終わるまで追加の案件は飛んで来ず、配達が完了した時点でオフライン画面に切り替わる。
アプリ上で地図が表示されている画面の右下にある三本線をタップすると、上の画像のように「乗車の予定表」画面が表示される。
この時の画面下にある赤いボタンが新規のリクエスト停止機能だ。
「追いダブル」案件や「数珠」案件が来るのを停止してくれる
追いダブル案件や数珠(先行予約配達)案件とは
例えばその時何もオファーを受けておらず、待機している状態からあるオファーが来てそれを受ける。
最初から2件分のオファーとして表示されている「ダブル」案件もある。
それとは違い、最初の表示では一件分の仕事のオファーとして飛んで来て、その一件分の商品をお店へ受け取りに行っている間(まだ受け取り完了をしていない状態)、追加でもう一件分のオファーが飛んでくることがある。
これがいわゆる「追いダブル」という物で、このオファーを拒否せずに受けた場合、2件分の商品をお店で受け取ってから、2件分のお客様宅へ向かう事になる。
店舗に関しては同一店舗で2件分の受け取りをする場合もあれば、最近始まったシステムである他店舗を組み合わせた「他店舗ダブル」の場合もある。
Uber Eats では3件分の掛け持ち(3件分の商品を受け取ってから3件分のお客様宅へ向かう)は現時点では存在しない。
それとは違い、「数珠」案件とは(正式には先行予約配達という)、今受けている配達が終わりそうな状況、つまりその案件のお届け先であるお客様宅付近に到着すると、次のオファーが飛んでくるもの。
これを受けると、その「もうすぐ終わる配達」を完了すると続けて次の案件の仕事が始まる。
現在受けている案件に集中できる「新規のリクエスト停止」機能
こういった追いダブル案件や数珠案件が来ないように停止してくれる機能が「新規のリクエスト停止」機能だ。
その時受けている配達が完了するまで一切追加の案件が飛んでくることは無い。
初めから2件分まとまって飛んできた「ダブル」を受けている状態でも、その2件分の配達が完了するまで「数珠」案件が飛んでくることは無い。
そして受けていた配達が完了した際には「オフライン」モードに切り替わる仕組みだ。
現時点では他社には無い「新規のリクエスト停止」機能
2023年2月現在では他社3社ではこういった機能は無い。
次を受けるつもりが無くても「追いダブル」が入ってくる会社もあれば、「数珠」案件が入ってくる会社もある。
もしくは配達が完了した瞬間に次の案件が入ってくるという、数珠案件同等のシステムを採用している会社もある。
ただし追加の案件が来た時に「拒否」ボタンを押して案件を受けずに断るという選択をする事は各社出来る。
他社の場合は一々オファーを拒否する必要がある(そのオファーは手動配車によるものかもしれない…)
各社案件を拒否できるシステムがあるなら「新規のリクエスト停止」機能が無いシステムでも、案件を拒否して問題無くトイレ休憩に行けるのでは?と思われるかもしれない。
確かにトイレ休憩には行ける。
ではなぜ私は「新規のリクエスト停止」機能がトイレ休憩に行くのに便利だと言っているのかというと、
他社の場合は「新規のリクエスト停止」機能が無いゆえ、自分はトイレ休憩に行く予定で追加のオファーを受けるつもりは無くとも、会社側はそんな事を知らないから追加の良い案件をタイミングよく送ってくれる事が多々ある。
おそらく配達員の方では気付いている方も多いかと思うが、
この業界のシステムでは、
「自動配車」と「手動配車」
の両方があると感じる場面が多々ある。
もし拒否しまくっているのが「手動配車」による案件であるのなら、それは「人」が振ってくれている案件を拒否しまくっているという事になり、これはなかなかに気まずい。
でも自分はその配達完了後にトイレ休憩に行きたいから、折角のオファーを全て拒否する事になる。
トイレ休憩を理由に折角の良い案件を次々と拒否するのは、私としては何となく気まずくもあるのだ!
とはいっても体調管理のためにもトイレ休憩は最優先なのである。
各社全てが自動配車であるという事を売りにしたいと思っている可能性があるので、どういった場面で手動配車である事を感じるのかは書かないでおきます。
しかし、配達を長く続けていれば私の言っている事の意味が分かってくると思います。
そしてどの程度が自動配車でどの程度が手動配車であるのか、その比率にも各社で大きく違いがあると思っております。
拒否をすると「応答率」が下がる
飛んできたオファーに対してどれだけ拒否せずに受諾したのかを示す数値が「応答率」。
例えば2回オファーが飛んで来て、1回は拒否し、もう一回は受諾したとなれば応答率は「50%」となる。
各社でこの応答率という物をどのように管理し、オファーの回し方にどれだけの影響を持たせているかは特には公表されておらず分からない。
直近1か月の応答率を見ているとか、50%以上の応答率が欲しいとかあるのかもしれない。
Uber Eats のドライバーアプリ上でも一時、評価率のみならず応答率までも表示されている時があった。
しかし私個人の経験上では、Uber Eats の場合は応答率が低いから全然オファーが来なくなるという事はほとんど無いと思われる。
応答率を出来るだけ高く保ちたいと思う配達パートナーであれば、追加の案件を拒否しない事によって応答率を下げずに済むという意味で「新規のリクエスト停止」機能が役立つ場面は多い。
応答率を下げずに気兼ねなくトイレ休憩に行ける「新規のリクエスト停止」機能
Uberドライバーアプリの「新規のリクエスト停止」機能であれば、この案件が終わったらトイレ休憩に行くと決めたタイミングで「新規のリクエスト停止」機能を使えば良い。
追加案件が飛んで来ないので一々案件を拒否することも無く、その時受けている配達完了後に気兼ねなく健やかなトイレ休憩タイムに行くことが出来る。
読者様
そんな事かよ…
と思われるかも分からないが、長く配達を続けていると何気に気持ち良くトイレ休憩に行ける事のありがたみが分かってくる。
トイレ休憩に行くことを先延ばしして多少無理に案件を受け続け、その結果体調を壊したり、我慢し続けているトイレに行くために急いでその時の配達を終わらそうとすれば、事故率だって上がる可能性がある。
私自身もトイレ休憩に行く事を我慢して配達を続け、猛烈に腹が痛くなった事があります。
配達中に腹を壊すのは地獄です。
配達パートナーはいつでもトイレにすぐ行ける状況にあるわけではありません。
配達パートナーにとってのトイレ休憩の大切さを思い知らされました。
トイレ休憩侮ることなかれ。
みなさまも「新規のリクエスト停止」機能を活用し、安心安全な配達を楽しんで頂ければと私は思う。
完璧なまでのトイレ休憩をするためにおすすめのマップアプリ「配達ナビタイム」
ご精読頂きありがとうございました。
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