私の最近ではコンチネンタルタイヤを使う事が多かったが、この度ずっと気になっていたパナレーサーのクローザープラスを購入した。
パナレーサーのロードタイヤで一番売れており、お手頃価格で軽い走りが楽しめるという超人気のタイヤだ。
もちろんクロスバイクで使っている人も多い。
別記事では私はコンチネンタルウルトラスポーツ3が価格が安いのに非常に性能が良くてコストパフォーマンスの良いタイヤであるという事を書いた。
ではパナレーサータイヤの中で同じような位置付けのタイヤはどれかと探した所、このクローザープラスがまさに価格が安くてコストパフォーマンスの良いタイヤであると感じた。
まだ数十キロ走った程度だが実際に私も使ってみた所、確かに人気タイヤであるのも納得の良いタイヤであった。
今回はクローザープラスのレビューをウルトラスポーツ3とも比較しながら書いていこうと思う。
今回購入したパナレーサー「クローザープラス」
今回私はロードバイク用に購入した。
私のロードバイクでは近年のトレンドである25c、もしくは28cという太めのタイヤを使うのが基本となっている。
今回はクローザープラス28cをロードバイクに取り付けた。
この前にはウルトラスポーツ3の28cを取り付けていた。
クローザープラスで走りが軽くなった
ウルトラスポーツ3からの変更でまず感じた事はこれだ。
劇的とまではいかないが、走りは確実に軽くなった。
やはりこれはウルトラスポーツ3とのタイヤの重量の差による所が大きいと思う。
クローザープラスは重量だけ見ると上位グレードにも全く見劣りしないような、とてつもない軽さを実現している。
ちなみにウルトラスポーツ3・28cの重量は「320g」だ。
700×20c | 700×23c | 700×25c | 700×28c | |
---|---|---|---|---|
CLOSER PLUS 重量 | 190g | 210g | 220g | 240g |
軽さを売りにしているイメージはありましたが
改めて確認した所、この価格帯のタイヤでこの軽さは凄まじいと感じました。
私の場合は28cでの交換になったので「80g」軽くなったという事だ。
ホイール外周部(ホイールリム部・チューブ・タイヤ)の軽量化というのは、走りを軽くするために大きな効果があると言われており、今回のたった80gのタイヤの軽量化でも軽くなったのを感じる事はやはり出来た。
他の部分での軽量化であれば80gの軽量化なんて何の変化も感じないようなレベルの物だが、タイヤに関してはやはり効果を感じた。
先述したように劇的とまでは言えませんが、特に漕ぎ出しがスッと軽くなった感覚です。
巡航速度で言えば1㎞、2㎞上がったといった所です。
グリップ力に関してはウルトラスポーツ3の方が上と感じる
コンチネンタルタイヤの特徴と言えば何といってもグリップ力(タイヤが地面をつかむ力)と言えると思う。
エントリーグレードであるウルトラスポーツ3でもグリップ力は素晴らしく、クローザープラスとの比較のみならず他のタイヤと比較しても多くの場合はウルトラスポーツ3のグリップ力は素晴らしいと言えると思う。
私はパナレーサーの上位グレードのタイヤである「レースエボシリーズ」も使った事がある。
私が使っていたのはこれだ。
ちなみにこれのより新しいモデルの「エボ4」も出ております。
これはこれでパナレーサーの上位グレードの価格相応の良いタイヤであったが、それでもコンチネンタルタイヤのエントリーグレードであるウルトラスポーツ3の方がグリップ力に関しては高いと感じた。
エボシリーズでは濡れた路面を走る際や砂の上を走る際にズルっと何度かした記憶があるが、ウルトラスポーツ3では滑った記憶というのが一つも無い。
パナレーサーが悪いのでは無く、コンチネンタルタイヤが凄すぎるといった所か。
クローザープラスではまだ数十㎞程度走った程度なのでグリップ力や耐摩耗性はこれからもっと詳しく分かってくる。
とりあえず走った感覚ではグリップ力も特に問題無いと感じはしたが、パナレーサーの上位グレードのエボシリーズのタイヤよりクローザープラスの方がグリップ力に優れているというのは考えにくい。
となれば当然クローザープラスとウルトラスポーツ3でグリップ力を比較した場合、やはりウルトラスポーツ3の方が優れていると言えるというのが私の見解だ。
寿命の長さもウルトラスポーツ3の方が上だと判断
何気に私としてはタイヤの残り寿命を判断するための「インジケーター」があるかどうかは重要な点だ。
タイヤ表面の一部に小さな穴があるがこれがインジケーターだ。
タイヤ表面がすり減っていき、穴が浅くなって無くなってきたら交換時期であるという事だ。
後寿命はどれくらいか、物凄く判断しやすくなる。
クローザープラスにはこのインジケーターがきっちりあった。
しかしインジケーターの穴の深さがウルトラスポーツ3よりも「浅い」という印象だ。
すり減り速度がどれくらいなのかにもよるが、ウルトラスポーツ3と比較したら穴が浅いという事はタイヤ寿命もそれだけクローザープラスの方が短いという可能性が高い。
どれくらい持つかはこれからも検証していきたいと思います。
別記事でも書きましたがウルトラスポーツ3は長寿命のタイヤと言えます。
価格の安さに大きな魅力のあるクローザープラス
ウルトラスポーツ3もとても価格が安い中で性能に優れたタイヤとして別記事で紹介したが、
この記事執筆時点(2023年9月)でのクローザープラスの価格はウルトラスポーツ3と同等、もしくはサイズによってはウルトラスポーツ3よりも安いという事には驚いた。
例えば自転車ショップに価格の安い物で良いからタイヤ交換をしてくださいとお願いしに行くと、私の経験上一本2000円程度のタイヤが付いてくる事が多かった。
それに対してクローザープラスはどうか。
ネットショップを利用すれば、紹介してきたような抜群の軽さを始めとする高い性能を持ちながら、ショップに置いてある適当な安いタイヤとそこまで価格が変わらないではないか。
適当と言ったら失礼かもしれませんが
クローザープラスの価格は非常に魅力的だ。
この価格帯で高級モデルのような重量の軽さがあり、耐パンク性を高めるための「耐パンクベルト」も組み込まれている。
グリップ力や耐摩耗性に関しても日本の一流メーカーであるパナレーサーの技術が施されている。
自分に合ったタイヤを
タイヤの種類にも凄く多くの種類があり、どれにしようか迷ってしまう事も少なくない。
それぞれに違った魅力があり、あらゆるタイヤを試すのも楽しい。
特にタイヤというのは自転車の走りを大きく変えてしまう事もあるパーツだ。
みなさまもあらゆるタイヤを試し、自分に合った良いタイヤを見つけて頂ければと思う。
そのためにもこの記事が参考の一つになれば幸いだ。
ご精読頂きありがとうございました。
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