私はフラットバー(真っ直ぐなハンドルバー)のクロスバイクを使って配達しているのだが、その際どうしても外せない、譲れないカスタムがある。
それがエンドバーを装着するというカスタムだ。
エンドバーを見たことがある人も多いと思う、あのハンドルバーの両端などに取り付けられている角のような物。
配達やロングライド等、長時間フラットバーの自転車に乗る事が多い人には間違いなくエンドバー装着をおすすめする。
今回の記事ではそのエンドバー装着がなぜおすすめなのか、書いていこうと思う。
圧倒的に手が痛くなりにくいやんけ!ええもん見つけたでぇ~い!
と思いました。
私も使っているDeemountエンドバー付きエルゴグリップ
私の場合エンドバーを使うのが当たり前になってしまっていて、もう何年にも渡って何種類ものエンドバーを使ってきた。
そんな中で現時点(2022年12月時点)で使っているのはDeemountブランドのエンドバーとエルゴグリップが一体になっているタイプの物だ。
最近はこれをリピート購入している。
いくつも試してきた中で価格が安いのにグリップ部分やエンドバー部分の握り心地が良く、コスパが良いと感じる。
そしてグリップ部分が真っ直ぐな筒状タイプのグリップでは無く、手のひらで支えてくれるエルゴグリップ形状になっており、そこに加えてエンドバーが付くため物凄く手が快適だ。
ただ人によってはグリップ部分が硬いと感じる人もいるかなとは思う。
硬め・柔らかめ、どちらにも良い所があると感じている私にはピッタリだ。
ERGON(エルゴン)等さまざまなエンドバーやグリップを試してきた
今まで何種類ものエンドバー&グリップを試してきた。
有名な所ではやはりERGON(エルゴン)がある。
はっきり言って値段的には高級品だが多くの自転車好きの方から愛され、レビューもよく見かける。
このERGONについては別記事で詳しく書いたので参考までに。
ERGONはエンドバー&グリップ界の高級モデルと言える。
私自身何種もERGONだけで試してきたが、やはり握り心地は非常に良い。
もし価格が高くても良いから出来るだけ良質な物が欲しいという場合であれば、間違いなくエルゴンがおすすめだ。
長時間走行する際には手の疲労のしにくさに大きく貢献してくれる。
ちなみにエルゴンにはバーの部分が長めだったり、グリップの硬さや振動吸収性が違ったりと、種類が色々とある。
私の場合は最初は見た目がスッキリとしたショートタイプのエンドバーかつ、硬めの握り心地の物を選んでいた。
そして今使っているタイプは次の物。
ゴム質が柔らかくなって手への衝撃が和らぎ、ロングライド向けだ。
手の大きい人はよりバーの部分が長いモデルの方が握りやすいかもしれない。
ERGON(エルゴン)だけでも凄く多くの種類がある。
どんだけ人気あんねんというぐらいに沢山の種類があります。
エルゴンシリーズで手が痛くなりにくい事を重視するなら、柔らかめでコンフォートタイプの「GP」シリーズの中で、バーエンドの長さも長めになる「GP3」がおすすめだ。
「GS」「GP」の違いは硬さの違いで、数字部分の「2」やら「3」の違いはバー部分の長さの違いだ。
ちなみに数字は「5」まであり(GSの場合は3まで)、数字が大きいほどバー部分が大きく、長くなる。
私としては「3」の長さでも十分長いと感じる。
「5」の長さはちょっと…いかつ過ぎて個人的には少し笑ってしまいます。
しかし握り方の幅が増え、快適性で言えば非常に高いと思います。
ちなみに価格も鬼のように高くなります。
もっと言えばロングとショートやら、LサイズとSサイズの違いもある。
おじさま
ちょっと!?なんやさっきから!
ERGONだけで色々と種類があり過ぎて
わけわからんやないか!!
ちっくしょー!
と感じた人は先ほど紹介の別記事で、ERGONについて情報整理して頂ければと思う。
なぜエンドバーを使うと手が痛くなりにくいのか
立ち上がった状態で一度手をだら〜んと脱力して下ろしてみる。
その状態から自分の前にハンドルバーがある事を想定して手を前にすっと脱力したまま伸ばす。
手のひらが内側を向いている。
その時の手のひらはどちらを向いているだろうか?
人間の体の構造上、必ず手のひらは内側を向くはずだ。
この時点でもうエンドバーがなぜ有効かというのは想像出来るかとも思うが、
要するに人間の体の構造上本来の自然な手の向きでバーを握れるため、手首などに無理な負荷がかからず疲れにくくなる、痛めにくくなるという事だ。
そしてこのエンドバーを握る際の手の向き、形を見て思い出すことは無いだろうか?
これはロードバイクのドロップハンドルを握る際の基本となるポジションである「ブラケットポジション」や「下ハンドルポジション」を握る際の手の向きにそっくりとなる。
長時間・長距離を速く走るために作られているロードバイクのドロップハンドルでの握り方を疑似的に再現しているのが「エンドバー」と言える。
私がよく行くワイズロードの店員さんが次のように言っていた。
エンドバーは疑似ドロップハンドルです。
あなたのそのお言葉、今でも忘れない。
ただエンドバーを握るとブレーキが握れなくなるため、手を休めたい時などに安全の範囲内でエンドバーを握るという使い方になる。
エルゴグリップ部とエンドバー部を行ったり来たりする感じだ。
グリップ部分を握る時の手の向きというのは体の構造上、自然な向きでは無いため必ず長時間続けていると痛くなるし、疲れる。
長時間続けると手首辺りがしんどい。
サイクルグローブと組み合わせればさらに快適
私は夏用でも冬用でもサイクルグローブをいくつか持っている。
手のひら部分にパッドが付き、着用すればさらに手に対する振動吸収性が高くなる。
それに加えて走行中、万が一転倒してしまった際には手を守ってくれる役割も果たしてくれるのでおすすめだ。
エンドバー付きエルゴグリップと組み合わせれば物凄く手が快適になる。
参考までに私が持っているサイクルグローブでおすすめの物を紹介。
価格は高過ぎず、しっかりとした作りであると感じたものだ。
手の痛みに悩まされている方に凄くおすすめ
最近久しぶりにエンドバー無しで乗る機会があったのだが、改めてエンドバーのありがたみを思い知る結果になった。
すぐに手首が痛くなってしまったのだ。
エンドバーを握っている時でも痛くならないわけではないが、私の経験上ではエンドバーで手を休める時間を作りながら走ると、圧倒的に痛くなりにくいし疲れにくい。
グリップ部分を握る時でも、私の使っているグリップではエルゴグリップ形状による手首を支えてくれる形がある、そこにエンドバーが付くのでこの組み合わせは最高だ。
エンドバー無し&筒状のグリップと比較したら手の疲れ方は段違いだ。
クロスバイクの長時間走行等で手の痛みに悩まされている方には、このエンドバー付エルゴグリップは物凄くおすすめだ。
ご精読頂きありがとうございました。
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