夜間の走行には当然ながら「ライト」が必須だ。
ライト一つでも多くのメーカーからあらゆる種類のライトが販売されており、スポーツ自転車に乗っている人なんかはデフォルトでライトが付いていない事が多いのでどのライトにしようか迷う事も多いだろう。
今回の記事では私も使っているおすすめのフロントライトを紹介しようと思う。
元々は有名どころのメーカーであるキャットアイ(CAT EYE)のフロントライトを使っていたのだが、そこからこのライトに変えてみたところ、コストパフォーマンスの非常に良いライトだと感じた。
キャットアイ「VOLT400」からENUOTEK 「Y98」へ変えたきっかけ
「ライト」のメーカーとして有名なメーカーにキャットアイ(CAT EYE)というメーカーがある。
自転車好きの人達でキャットアイ(CAT EYE)を知らない人はほとんどいないだろう。
高品質なライトが多く販売されており、私の場合はフロントライトでもリアライト(テールライト)でもキャットアイ(CAT EYE)の製品を使用してきた。
フロントライトでは、紹介の「VOLT400」という物を使っていた。
キャットアイのフロントライトの中でも非常に明るく、価格もキャットアイの製品としては高過ぎずといった所で機能性と価格のバランスの良い定番の人気フロントライトであったのでこれを選んだ。
実際に使ってみても山奥でもなく普通に街中で走る分には十分過ぎるとも言える明るさと、ガッツリ濡れるような雨の中で走っていても全然壊れない防水性の高さ、
そして充電式の電池など非常に便利で良いライトだと感じながら使えていた。
しかしながら今は使っていない。
なぜか?それは…
パクられたのだ!
ちくしょうめ!
皆様も十分気を付けて頂きたい。
フロントライト一つでもこういった有名どころのライトは割高な価格、かつ人気があるためライトだけでも盗難される事がある。
私もちょっと買い物で離れただけだったのでライトを自転車に付けっぱなしにしていたのだが、見事にライトだけで持っていかれた。
油断していた。
しっかりライトだけでも取り外してからお買い物に行けば良かった…
そしてそれをきっかけに、
別のフロントライトも試してみよう。
ピンチはチャンスや!!
と無理矢理前向きに捉え、新たなフロントライトを探したところ一番良さそうなライトがこのENUOTEKというブランドの「Y98」だったのである。
そしてこの新たに出会ったフロントライトが、それまでキャットアイのライトを使っていた私から見ても想像以上に良いライトだった。
ENUOTEK 「Y98」という自転車ライト
これが新たに購入してみて想像以上に良かったライトだ。
キャットアイと違い全然聞いたことないようなブランドだが、そういったブランドでも非常に利便性や機能性の高い良いライトというのはあるもんだなと感じた。
キャットアイ「VOLT400」との比較もしながらENUOTEK 「Y98」について具体的に書いていこうと思う。
「Y98」は何といっても明るい
出典:Amazon
まずは何といってもその明るさに驚いた。
キャットアイ「VOLT400」の最大の明るさは数字通りの400ルーメン(キャットアイ製品でももっと明るい物はあります)。
先述したようにVOLT400の明るさでも相当に明るく、よほどの街灯の無い田舎道でもない限り困らないような明るさだったが、何と「Y98」はその4倍の1600ルーメン(最高輝度)の明るさを持つ。
正直眩しさによる周りへの迷惑が気になるほど明るいので、私はこのライトの最大輝度である1600ルーメンの明るさはほとんど使っていません。
街中での配達で使用する場合、近光モードかつ「低」の明るさで事足りる場合がほとんどという印象です。
エリアにもよるが配達していると本当に真っ暗な道に入る事が稀にあるので、この明るさも使えるというのは非常に有り難い。
そして照射距離は最大約300メートルまで達する。
明るさや光色が複数パターンあり、切り替える事が出来る
上記画像の通り明るさにも「高」「中」「低」があり、さらにはチカチカと点滅するモードもある。
私の感覚では「低」の明るさでも「VOLT400」の最大輝度に負けていないと感じるほど明るい。
そしてこのライトの大きな特徴だが、「近光モード(防眩機能)」があるのが非常に便利。
電球色のレンズが照射光上部を水平にカットして眩しさを和らげ、対向車等への眩しさを軽減するのに効果がある。
それでいてしっかり明るいので非常に重宝する機能だ。
バッテリー残量が数字で表示されて確認する事が出来るので安心感がある
画像では「100」の数値が表示されている。
つまりこれがフル充電された状態という事だ。
使っているとバッテリーが減っていき数字も減少していくわけだが、VOLT400の時はバッテリーの残りが少なくなるといきなり赤くボタンが点灯するという仕組みで、
こういう仕組みのライトというのはVOLT400に限らずよくあるがこれだとなかなかバッテリー残量を細かく確認するには不便だと感じる。
特に配達で使う事の多い私にとってはライトを長時間連続で使用するのが当たり前なので、
残りのバッテリー残量が数字で目に見えて分かるというのは適切な充電するべきタイミングが分かり、使っていて非常に安心感がある。
とはいえバッテリーが途中で切れる可能性もあるので、もうひとつ「補助灯」となるものを自転車に付けておくと非常に安心感がある。
例えば私は下記のような安めのライトを補助灯として使っていた。
本ライトが切れたとき用の補助灯なので価格が安く、乾電池式で手軽に交換できる物を選んだ。
補助灯としては十分なライトだ。
このライトも完全防水では無いので出来るだけ濡らさないように注意する必要はある。
5800mAhの大容量でバッテリー持ちが非常に良い
出典:Amazon
バッテリー持ちが数字で表示されて分かりやすいという中で感じた事だが、このライト「Y98」は物凄くバッテリー持ちが良い。
先述したように私の場合は近郊モード&「低」の明るさで使うのが基本となっている。
そしてその使い方だと私の場合は夜間に長時間配達などで使う事もあるが、1日の中でバッテリーが切れる事なんてまずない。
例えば夜間の配達で6時間ほど近郊モード&「低」の明るさで、フル充電された状態からライトをつけっぱなしにしたとする。
それでもバッテリー残量が半分まで減っていない感覚だ。
ここは画像で示されている数値通りのバッテリー持ちの良さだと感じた。
スマホなどに充電するための緊急時用モバイルバッテリーとしても使用出来る
正直配達員としてこのライトを使っている私にとっては、下記のモバイルバッテリーを別途持つのが当たり前になっているので、このライトはモバイルバッテリーとして使った事はほぼない。
だが自転車を普段乗りとして使う場合には緊急用としてこのライトをモバイルバッテリーとしても使えるのは便利だとも思う。
取り外し簡単なので駐輪後にモバイルバッテリーとして持ち歩くのにも便利だ。
ただライトとして使えるようにもバッテリーを切らさないように注意する必要はある。
かなりの防水性(IP65防水規格)&耐衝撃性を持つ(アルミ合金)
多くのライトを私も過去に試してきたが、防水性というのはたいていのライトにはあると謳われている。
防水性や頑丈さに関しては「VOLT400」が「Y98」よりも優れていた。
VOLT400はどれだけ雨の中で使おうが、落下させて落としてしまおうが、私の場合は全く壊れなかった。
ここはさすがのキャットアイといった感じだった。
でもパクられた。
ちくしょうめ!
繰り返し申し訳ございません。
「Y98」に関しては有名どころで無いのメーカーのフロントライトとしては非常に防水性に優れている(IP65という防水規格を持つ)&頑丈で耐衝撃性もかなりあるという印象だ(アルミ合金で作られている)。
もっと安いライトだとちょっと雨の中で使ったり、ちょっと落としただけで壊れるという事もあったが「Y98」はそのように簡単に壊れるという事はなかった。
しかし繰り返し土砂降りの雨の中で何日か使った時に、ライトが近郊モードしか使えないという状態に陥ったことがあった。
乾かして時間が経った後に治ったがやはり完全防水では無いというのは間違いないという印象だ(メーカーもそのように説明している)。
なるべく濡れないように対策する必要性は高いと感じる。
性能に対して価格が安い(コスパが良い)
ここまで説明してきた「Y98」の機能性の高さや利便性を踏まえて考えると、
「Y98」は非常にコスパが良いライトだと感じる。
はっきり言ってキャットアイの明るい物だと凄く良いお値段になる。
キャットアイの明るい物は確かに性能は良いけど、いかにも「ブランド料」込のお値段だなぁ~と感じます。
そこから比較してみてもやはり「Y98」は良いライトだけど価格が安いと感じる。
高い価格の物で問題ない、とにかく良いライトが欲しいという事であればキャットアイのより明るい物は非常におすすめである。
ただし、自転車ライトとしては目ん玉飛び出るくらい高いお値段であるのは覚悟して頂きたい。
ぶったまげ
お兄様
うむむ・・・
これはママチャリ一台買えてしまうお値段や…
安全のためにも自分に合ったライトを
「Y98」についてまとめると、
- 何といっても明るい
- 明るさや光色が複数パターンあり、切り替える事が出来る
- バッテリー残量が数字で表示されて確認する事が出来るので安心感がある
- 5800mAhの大容量でバッテリー持ちが非常に良い
- 緊急時など、スマホなどに充電するためのモバイルバッテリーとしても使用出来る
- かなりの防水性能がある(IP65という防水規格)&耐衝撃性を持つ(アルミ合金)
- コスパが良い
といった所だ。
自転車ライトを夜間に点灯させる必要があるのは安全のためにはもちろん、法律上でもライトは付けなければならないと定められている。
みなさまも自分に合った自転車ライトを見つけて頂ければと思う。
そのためにもこの記事が参考の一つになれば幸いだ。
ここまでご精読頂きありがとうございました。
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