レビュー ミシュラン「リチオン4」 モチモチとした乗り心地が評判の自転車タイヤ

ミシュラン リチオン4 自転車(タイヤ・ホイール)
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ミシュランは自動車やオートバイ用のタイヤブランドとしてもおなじみだが、自転車用タイヤブランドとしても非常に有名・定番ブランドだ。

私ももちろんとっくに知っているブランドであったが、今回初めてミシュランの自転車タイヤを購入した。

購入したのはタイヤ銘柄は「リチオン」。

ロードバイクやクロスバイク乗りの方達から選ばれる事も多い、ミシュラン自転車タイヤの中で最も売れている人気のタイヤ銘柄と言える。

リチオンも新しくリニューアルされ続けてきて、記事執筆時点では「リチオン4」がリチオン最新モデルだ。

この最新モデルであるリチオン4を今回購入した。

これまで私は、

  • コンチネンタル(Continental)
  • パナレーサー(Panaracer)
  • ビットリア(Vittoria)

といった各有名・定番ブランドで、最も人気があると言えるタイヤを過去記事にてレビューして来た。

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これら各ブランドで最も売れている人気のタイヤ銘柄との比較もしようと思い、今回リチオン4を選んで購入した。

今回の記事ではこのミシュランのド定番自転車タイヤである「リチオン」について書いていこうと思う。

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MICHELIN(ミシュラン)LITHION(リチオン)4

MICHELIN(ミシュラン) 700×28 クリンチャータイヤ LITHION 4 PERFORMANCE LINE (リチオン 4 パフォーマンスライン) ブラック (622) 1本
ミシュラン(Michelin)
特徴 MICHELINのロード用タイヤラインアップのなかで、ハイエンドPOWER CUPの次に位置するのがLITHION。ハイエンドの日常使いもアリですが、普段のトレーニングやライドにお勧めのレンジが、ハイエンドを支えるLITHION(リチオン)です。そのLITHIONが、LITHION3からLITHION4へとモデルチェンジしました。
MICHELIN(ミシュラン) 700×28 クリンチャータイヤ LITHION 4 PERFORMANCE LINE (リチオン 4 パフォーマンスライン) クラシック (622) 1本
ミシュラン(Michelin)
特徴 MICHELINのロード用タイヤラインアップのなかで、ハイエンドPOWER CUPの次に位置するのがLITHION。ハイエンドの日常使いもアリですが、普段のトレーニングやライドにお勧めのレンジが、ハイエンドを支えるLITHION(リチオン)です。そのLITHIONが、LITHION3からLITHION4へとモデルチェンジしました。

これが今回購入したミシュランのリチオン4だ。

私はブラックカラーで購入したが、カラーは「ブラック」と「クラシック」の2種類ある。

2024年モデルで「リチオン3」から「リチオン4」にリニューアルされた。

よってまだ新しいモデルであり、通販サイトのレビュー数なども少ない状況だ。

今ではまだリチオン3の方が定番モデルとして知られている状況かもしれない。

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ミシュランの自転車タイヤ各銘柄との性能比較表

ミシュランの自転車タイヤ各銘柄との性能比較表
引用:ミシュラン公式サイト

ミシュランの公式サイトにはこのように、各スポーツ自転車タイヤとの性能比較表が公開されている。

ミシュラン自転車タイヤは大きく4つのカテゴリーに分類されている。

  • RACING LINE:プロライダーのためのハイエンドタイヤ
  • COMPETITION LINE:競技者や、ハードに使うユーザー向けタイヤ
  • PERFORMANCE LINE:安価でトータルバランスに優れ、日常用やトレーニング用に適したタイヤ
  • ACCESS LINE:耐久性に優れ、日常用やトレーニング用に適した廉価モデル

今回紹介のリチオン4はPERFORMANCE LINEのカテゴリーに該当する。

リチオン4のグレードについて調べるとサイトによって言い方が分かれており、「エントリーグレード」と言われているケースもあれば「ミドルグレード」と言われているケースもある。

ミシュランに限らず他ブランドであっても、各ブランドで一番売れている人気の高いタイヤは、価格を抑えてコストパフォーマンスが良く、日常用やトレーニング用でもガンガン使えるような「エントリーグレード」とも言えるタイヤだ。

例えば、

  • コンチネンタルで言えば「ウルトラスポーツ」
  • パナレーサーで言えば「クローザープラス」
  • ビットリアで言えば「ザフィーロ」

これらがそういったエントリーグレードのタイヤに該当する。

パナレーサーのクローザープラスなんかでは、パナレーサーが自ら「一番売れている」とはっきりと公言している。

各通販サイトのレビュー数などを見ていても、これらが一番人気で売れているというのは明らかだ。

クローザープラスが一番売れているという商品パッケージ上の説明
例えばパナレーサーの場合では
クローザープラスが一番売れている

ではミシュランの場合で、そういった位置付けのタイヤとして該当するのはどれであるのかというと、やはり「リチオン」であった。

今回の記事では、

  • 価格を抑えておりコストパフォーマンスが良い
  • 日常用やトレーニング用としても多くの人に愛されている
  • ブランド内で最も売れていて人気のタイヤである

これらの理由から、リチオン4を「エントリーグレードのタイヤ」という位置付けにさせて頂いてます。

各ブランドで同じ位置付けのタイヤを選んで比較をしたかったというのもリチオン4を選んだ理由だ。

ちなみに次の画像のようにリチオン4のタイヤパッケージ上にも性能に関する記載があった。

リチオン4のタイヤパッケージ上にも性能が記載
リチオン4の各性能が
星の数で示されている

このようにはっきりと文字での意味は書かれていないが、タイヤの各性能を示すイラストが描かれている。

各イラストの内容から、それぞれ何の性能について示しているのか皆様も大体分かると思う。

  • 一番左はストップウォッチのイラストなので「スピード」
  • 左から2番目のイラストは「耐パンク性」
  • 3番目イラストは「グリップ力」
  • 一番右のイラストはどれだけの距離を走れるかの「耐摩耗性(寿命)」

このようになる。

もう一度、次のミシュラン自転車タイヤ性能比較表をご覧頂きたい。

ミシュランの自転車タイヤ各銘柄との性能比較表
引用:ミシュラン公式サイト

このように、リチオン4は上位モデルと比較するとスピード面では劣るが、耐パンク性やグリップ力、耐摩耗性に関しては優れているという事が分かる。

リチオン4はいかにも日常用やトレーニング用に適したタイヤだ。

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人気の旧モデル「リチオン3」から性能がグレードアップしたタイヤ

リチオン3からリチオン4へリニューアルされ、主に何が変わったのかを書くと次のようになる。

MOTO GPは世界最高峰のオートバイレース。

冒頭で紹介したように、ミシュランはオートバイのタイヤブランドとしてもおなじみであり、その技術を自転車タイヤにも活かしている。

リチオンは旧モデルのリチオン3から非常に人気が高かったが、このようにさらに性能アップして進化したのがリチオン4だ。

リチオン3よりもタイヤの太さのラインナップが増える

私はここに大きな魅力を感じた。

リチオン3ではタイヤの太さのサイズが「23c」と「25c」の2種類しかなかった。

28c以上の太めのタイヤを好む私には少々不都合であった。

しかし、リチオン4では近年の太めのタイヤが主流になっている影響を受けてか、大幅にタイヤサイズのラインナップが増えた。

このように、リチオン3では無かった「28c」「30c」「32c」の太めのタイヤがラインナップに加わったのである。

各サイズの重量については後述します。

このラインナップであれば、クロスバイクで使うのにも都合が良いだろう。
クロスバイクでは28c以上の太めのタイヤを履かせている人が非常に多い。

ロードバイクでもクロスバイクでも28cを履かせることの多い私は、28cを選んで購入した。

しかし、実際に私のロードバイクで使っているホイールにリチオン4の28cを履かせると、次の事が判明した。

リチオン4はリム内幅17cのホイールに取り付けるとかなり細身のタイヤになる

リチオン4をノギスで実測 実測値は26c程度
ノギスで実測した所
リム内幅17cのホイールの場合では26ミリ程度の太さであった

私の場合、ホイールのリム内幅が「17c」であるフルクラム レーシング5というホイールを使っている。

このホイールにリチオン4の28cを取り付けた所、28cの太さでは無く、画像のように26c程度の太さになった。

そしてタイヤ側面には、19cや23cのホイールリム内幅に取り付けた場合の推奨空気圧が記載されている。

リチオン4 タイヤ側面に記載の推奨空気圧表記
リチオン4のタイヤ側面

私が購入したタイヤの太さが28cであるリチオン4のタイヤ側面には、次のように書いてある。

Inflate to 4 bar(58PSI) min. – 6bar(87PSI)max.on 19c Rim – 5bar(73PSI)max.on 23c Rim

つまりこれは、リム内幅が19cや23cホイールに取り付けた場合の推奨空気圧を示している事になる。

  • リム内幅19cのホイールに取り付けた場合の推奨空気圧は4barから6bar
  • リム内幅23cのホイールに取り付けた場合の推奨空気圧はmaxで5bar

という事だ。

これらのタイヤサイズや推奨空気圧の表記から、リチオン4は「新ETRTO規格」に合わせたタイヤであると言える。

リチオン4の発売時期(2024年)からしても、新ETRTO規格に合わせていると考えるのが自然だ。

新ETRTO規格とは

新ETRTO規格については過去記事であるZAFFIRO PRO Vについての記事で詳しく書いた事があるが、当記事でも説明させて頂こうと思う

新ETRTO規格についてはZAFFIRO PRO Vの商品パッケージに分かりやすく記載されているZAFFIRO PRO Vは新ETRTO規格に対応したタイヤだ。

ZAFFIRO PRO V 商品パッケージ上での新ETRTO規格の説明
新ETRTO規格に
対応している事が示されている

この画像が商品パッケージ上での説明。

つまり新ETRTO規格では「リム内幅19c(19mm)」のホイールに装着した場合に、タイヤが示すサイズ(太さ)におおよそなる。

ZAFFIRO PRO Vの「28c(28mm)」のタイヤであれば、内幅19cのホイールリムに取り付けた場合に28c程度の太さ(幅)になるという事だ。

従来のETRTO規格ではリム内幅「15c(15mm)」をもとに設計されておりました。

私が購入した28cタイヤがもしも、従来のETRTO規格に合わせたタイヤだった場合、リム内幅が「15c」の時に28cの太さになるよう設計されているという事です。

先述したように私の場合、リム内幅が17cの「フルクラム レーシング5」というホイールを使っている。

リム内幅が2mm変化すると、装着したタイヤの幅は1mm程度変わると言われている。

つまり、リム内幅19mmの場合と比較し、2mmリム内幅が細くなる私の場合、リム装着時のタイヤの太さが28c(28mm)よりも1mm程度細くなるという事になる。

そしてタイヤ空気圧をどの程度にするかでも、
タイヤの太さが若干変わります。

ZAFFIRO PRO V装着して低めの空気圧の5barを入れ、ノギスを使って自分でタイヤ幅を計測したところでは、28cのこのタイヤが1mm程度細くなり、きっちりと27c程度の太さになっていた。

そしてこのリム内幅17cのレーシング5ホイールに、28cのミシュランのリチオン4タイヤを取り付けた場合では、26c程度までタイヤサイズが細くなった。

よってリチオン4もリム内幅19cといった、太めのリム内幅に合わせたタイヤサイズ表記であるという事が分かる。

ちなみに各ブランドの人気エントリーグレードタイヤの28cを、リム内幅17cのホイール「フルクラムレーシング5」に取り付けた場合のタイヤの太さは次のようになった。

タイヤ銘柄リム内幅17cのホイールに
装着時の
タイヤの太さ(実測値)
ミシュラン
リチオン4(28c)
26c程度
ビットリア
ザフィーロ プロ5(28c)
27c程度
パナレーサー
クローザープラス(28c)
27.5c程度
コンチネンタル
ウルトラスポーツ3(28c)
28c程度

ホイールのリム内幅がワイド化されてきた影響で、クローザープラスやウルトラスポーツ3も新ETRTO規格に合わせているのは間違い無いと言える。

例えば実際、ウルトラスポーツの旧モデルである「ウルトラスポーツ2」から最新モデルの「ウルトラスポーツ3」に変更された時、同じ28Cのタイヤサイズであってもはっきりと細いタイヤに変更されていた。

ウルトラスポーツ3の商品パッケージ上にははっきりと書かれていなかったが、新ETRTO規格に合わせたから細くなった、と考えるのが自然だ。

しかし、それでもリム内幅17cのホイールに装着時のウルトラスポーツ3のタイヤの太さは、他のタイヤと比べると少し太みになっている。

有名な話ですが、昔からコンチネンタルブランドの自転車タイヤは他ブランドのタイヤに比べ、同じタイヤサイズであっても「太めに作られている」と言われていました。

新ETRTO規格に対応した今でも、コンチネンタルのその「太めに作られている」という特徴は続いているのだと思います。

その結果、リム内幅17cのホイールに取り付けた際の今回の実測値に関しても、28c程度と一番太くなったのだと思われます。

リチオン4の話しに戻るが、先述したようにリチオン4のタイヤ側面に記載されている推奨空気圧に関しても、リム内幅が19cや23cの場合を想定して記載されている。

よってそこでもやはり太めのリム内幅のホイールに合わせたタイヤである事が分かる。

厳密に新ETRTO規格に合わせた28cのタイヤであるならば、17cのリム内幅に取り付けた場合には27cのタイヤの太さになるはずだが、リチオン4の場合は26c程度まで細くなった。

新ETRTO規格に合わせているかどうかだけでなく、タイヤのブランドや銘柄、さらには空気圧によってもタイヤの太さは異なる事があるので、その影響もあって26c程度まで細くなったと思われる。

他社の定番エントリーモデルタイヤと重量を比較

23c25c28c30c32c
MICHELIN LITHION 4240g255g280g310g320g
ZAFFIRO PRO V280g310g340g385g395g
Ultra Sports 3250g270g320g
CLOSER PLUS210g220g240g
他社の超人気エントリーグレードタイヤとの
重量比較表
(タイヤカラーはBLACK)

リチオン4はクローザープラスほどでは無いが、この4つの中では2番目に軽いタイヤだ。

タイヤ重量は走りの軽さに大きく影響するため、このグレードのタイヤとしては軽めの重量である事も魅力的に感じる。

ちなみにZAFFIRO PRO Vは一番重量こそありますが、それを感じさせないほどに走りは想像以上に軽かったです。
転がり抵抗は非常に軽いタイヤだと感じました。

CLOSER PLUSは価格が安いのにも関わらず、非常に重量の軽いタイヤです。

ミシュラン自転車タイヤは乗り心地が良いという評判が多い

ミシュランの自転車タイヤについて調べていると、非常によく見る評判がある。

それは、

という評判だ。

この「乗り心地がモチモチ」という評判を何度見たり聞いたりしてきた事か。
皆様も一度は見たり聞いたりした事があるのではないだろうか?

特に印象的であったのが、スポーツバイクショップ「ワイズロード」の公式オンライン店舗で紹介されていた、ミシュランタイヤに関するブログ記事だ。

かなり昔の記事だがこれを読んでも分かる通り、ミシュランタイヤというのは比較的タイヤ空気圧が低圧で性能が発揮されるようになっており、乗り心地に優れたタイヤである事がよく分かる。

実際リチオン4の28cでも推奨空気圧の最低が「4bar~」となっており、やはり低めの設定になっている。

28cのタイヤで「4bar~」の推奨空気圧にしているタイヤは他にあっただろうか?と思う。

他ブランドの28cであれば大体、最低でも「5bar~」という推奨空気圧になっているのが多かった。

もちろんタイヤの種類のみならず、その人の体重や乗り方によっても適正空気圧というのは変わります。
ミシュランは公式サイトに「適正空気圧ガイド」というのがありますので、こちらも参考してみてください。

他にも個人ブログや通販サイトのレビュー欄を見ていても、ミシュランのタイヤは乗り心地が良いという声がとても多い。

空気圧を低めに設定しやすい事のみならず、使われているタイヤコンパウンド(ゴムの質)などによっても乗り心地が良くなっているタイヤだという評判が多い印象だ。

乗り心地を重視してロードバイクやクロスバイクに乗る事の多い私にとっても、相性の良いタイヤではないかと感じた。

実際に走ってみた感想

各ブランドの人気エントリーグレードタイヤ、

  • コンチネンタル「ウルトラスポーツ3」
  • パナレーサー「クローザープラス」
  • ビットリア「ザフィーロ プロ5」

これらのタイヤ(全て28c)と比較もしながら、実際にリチオン4で走ってみた。

リチオン4は空気圧を低めに設定出来るタイヤではありますが、空気圧はどれも「5bar程度」と同じにして比較をしました。

そして実際に走ってみた感じた、第一印象はこれであった。

本当に、
モチモチ
やんけ…

本当に評判通りであった。

各ブランドで同じような位置付けのグレードのタイヤであり、空気圧も同じにしての比較なので、乗り心地の違いをはっきりと感じ取るのは難しいかもしれないとも思っていたが、そんなことは無かった。

ここまではっきりと乗り心地がマイルドになるとは思わなかった。

先述したように、リチオン4は私のホイールに取り付けた時のタイヤ幅がだいぶ細身になる。

そのため空気圧は他のタイヤと同じにしても、エアボリューム(空気の容量)は少なくなって乗り心地が硬めになる可能性も感じていたが、それも無かった。

他ブランドのエントリータイヤと比べ、一番細身のタイヤであるのにも関わらず、振動吸収性が高くて乗り心地は一番良かった。

特に分かりやすかったのが、下記画像のような路面を走る時。

石で出来たタイル形状の路面

みなさまの身近にもこういったタイル形状のコンクリート路面があると思う。

こういった路面や少しヒビ割れたコンクリート上を走る時など、リチオン4は振動吸収性が高く、「ガガガガッ!」とした微振動にはならず、「モチモチ」「ブニョブニョ」と微振動を和らげてくれる感覚だ。

本当にモチモチの乗り心地であり、まるでもちのような乗り心地であった。

そういえば、ミシュランのイメージキャラクターである「ミシュランマン」。

このキャラクターの見た目も、まるで餅ではないか。

ミシュランタイヤの乗り心地の素晴らしさを知った私には、ミシュランマンはもう餅にしか見えなくなってしもた。

餅のようなミシュランマン
ミシュランマン

実際はミシュランマンの見た目は「積み重ねたタイヤ」をイメージしています。
※色が白いのは天然ゴムをイメージしているようです。

しかし走りの軽快さに関しては、重量がかなり軽い事や細身のタイヤになっているという事がある割にはあまり感じなかった。

走りの軽さに関しては「ザフィーロ プロ5」や「クローザープラス」の方がわずかに上回るという印象であり、ウルトラスポーツ3とは同等、と感じた。

もちろん大きな違いではありません。
巡航速度で言えば1㎞~2㎞程度違う感じがする…、その程度の違いです。

やはりリチオン4は振動吸収性や乗り心地を高め、路面に吸い付くようにして走れる、そんな特徴を感じるタイヤだけあり、そのぶん転がり抵抗はわずかに重めになる、個人的にはそんな印象を受けるタイヤであった。

モチモチで乗り心地の良いミシュランの自転車タイヤ「リチオン4」

タイヤ交換によってここまで乗り心地が良くなったのは初めてかもしれない。

この乗り心地の変化で思い出した事があるが、タイヤチューブを普通のブチルチューブからパナレーサーの「R’AIR」チューブに交換した時も、似たような乗り心地の変化を感じた。

ちなみに「R’AIR」に交換した時は走りの軽さに関しても上がった。

少しヒビ割れた路面を走る時など、その乗り心地の変化を感じやすい。

リチオン4はこの記事で書いてきた他の人気エントリーグレードタイヤと比較すると、振動吸収性が上がって微振動が軽減され、マイルドな乗り心地になる。

また、振動吸収性が上がる事によって路面に吸い付くように走れる感覚があり、それによってタイヤが路面をしっかりととらえてグリップ力も高くなる、そんな感覚であった。

リチオン4は振動吸収性や乗り心地の良さにこだわる、ロードバイク乗りやクロスバイク乗りの方々にもってこいであり、日常使いやトレーニング用にもピッタリなタイヤだ。

今回私は太さのサイズ「28c」を購入しましたが、この記事で書いてきたように使用するホイールのリム内幅によってはリチオン4はかなり細身のタイヤになります。

それを考慮してご自身にあったサイズを選んで頂ければと思います。

例えば今回の私の場合で言えば、30cのサイズを選べばホイール装着時に28c程度の太さになったと思います。

太いタイヤにすると、より低圧で運用出来てエアボリュームもアップするので、もっと乗り心地は上がっていたと思います(反対に軽快さは落ちます)。

MICHELIN(ミシュラン) 700×28 クリンチャータイヤ LITHION 4 PERFORMANCE LINE (リチオン 4 パフォーマンスライン) ブラック (622) 1本
ミシュラン(Michelin)
特徴 MICHELINのロード用タイヤラインアップのなかで、ハイエンドPOWER CUPの次に位置するのがLITHION。ハイエンドの日常使いもアリですが、普段のトレーニングやライドにお勧めのレンジが、ハイエンドを支えるLITHION(リチオン)です。そのLITHIONが、LITHION3からLITHION4へとモデルチェンジしました。
MICHELIN(ミシュラン) 700×28 クリンチャータイヤ LITHION 4 PERFORMANCE LINE (リチオン 4 パフォーマンスライン) クラシック (622) 1本
ミシュラン(Michelin)
特徴 MICHELINのロード用タイヤラインアップのなかで、ハイエンドPOWER CUPの次に位置するのがLITHION。ハイエンドの日常使いもアリですが、普段のトレーニングやライドにお勧めのレンジが、ハイエンドを支えるLITHION(リチオン)です。そのLITHIONが、LITHION3からLITHION4へとモデルチェンジしました。

ご精読頂きありがとうございました。

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