当ブログにおいて、この記事は記念すべき初めてのブログ記事。
そこで一発目の記事ネタは、派手で華のある、メジャーで分かりやすい内容の記事ネタにしようかとも思ったが、実際はとんでもなくマニアックな記事ネタになってしまった。
ズバリ選んだ記事ネタは「可変ステム」。
別名「アジャスタブルステム」とも言われる。
スポーツ自転車のハンドルの「高さ」や「近さ」を臨機応変に簡単に調整する事が出来るようになる自転車パーツだ。
内容はマニアックかもしれませんが、自転車配達員や自転車好きの方達には相当役立てて頂ける可能性があると思い、この記事ネタを選びました。
そんな「可変ステム」について詳しく書いていこうと思う。
自転車ハンドルまでの距離や高さを臨機応変に調整するために役立つパーツ
これが私も使っているTRIWONDERブランドの可変ステム(アジャスタブルステム)だ。
フードデリバリー配達の際には保温バッグを使う。
私はスポーツ自転車の1種であるクロスバイクや電動クロスバイクを使って配達しているのだが、やはりスポーツ自転車というのは前傾姿勢になる。
という事は背負っている保温バッグだって当然前傾姿勢と共に斜めになりがちだ。
私の経験上、このくらいの前傾角度なら全く問題無い。
というのも配達に備えて頑丈な梱包をしてくれている加盟店がほとんどだし、そもそもこれくらいの角度でこぼれるような物などは私の経験上では無い。
これくらいの姿勢で次々と荷崩れや汁漏れが起きてしまうようなら、正直配達なんてやってられない。
車体や乗り手によって前傾姿勢の角度は異なる
当然のことながらロードバイクであったり、クロスバイクでもよりスポーティーなタイプであれば前傾角度はより深く前倒れになっていく。
また乗り手の人間次第でも角度は異なる。
こんなに前傾したらバッグの中の味噌汁どうなっちゃうのよぉ?
にぎり寿司をちらし寿司にしてしまうかもしれないよぉぉ?
デフォルトで付いていた角度調整機能の無いクロスバイクのステムでそう感じていた私は、配達用に姿勢を起こすために前傾角度の調整を臨機応変に出来る「可変ステム」に変えることにした。
背負うデリバリーバッグの傾きを抑えてくれる「可変ステム」
私の場合は可変ステムで姿勢を上げたところでママチャリのように真っ直ぐ背筋が伸びるような形になるわけではない。
車種やステム次第ではそこまで姿勢を起こすことも可能ではあるが、そもそもクロスバイクでそこまでしたら不格好かもしれない。
個人的には少しだけ前傾するのが丁度良い。
ちなみに他の配達員の方でたまに見るやり方として、保温バッグの肩紐を長めに調整して少したるみを持たせ、
体を前傾したときにバッグのみは前傾せずに平行に残るような形にしている配達員の方もいる。
ただしこのやり方だと前傾姿勢以外の時のバッグの角度に注意しなければならない。
そもそも前傾姿勢のほうがペダルを踏み込む力を入れやすく、空気抵抗も少しの前傾姿勢の場合だと若干ではあるが軽減することが出来る。
私の場合はそもそもの前傾姿勢を可変ステムによって浅くし、少しだけ保温バッグの肩紐も長めに調整している。
前傾姿勢時も歩行時も出来るだけほとんどバッグが傾かなくなるような形を作った。
可変ステムには「角度」の他に「長さ」にも種類がある
私の場合はデフォルトのステムの長さと変わらない可変ステムにした。
下の画像は可変ステムでは無い、角度調整機能の無いステム。
ここから長さを変えずに角度調整機能のある可変ステムに変更した。
可変ステムによってベストな姿勢やポジションを
フードデリバリー経験者の方ならお分かりになると思うが、
商品こぼれないかなぁ…
崩れないかなぁ…
というストレスの中で行う配達は想像以上に精神的にも肉体的にも疲労する。
安心感のある乗車姿勢を作り出せばグッと疲労感も軽減できるし、配達がより一層楽しくなると思う。
スポーツ自転車で配達をされてるみなさんは可変ステム、試してみると良いかもしれない。
- お味噌汁がお味噌汁であるために
- にぎり寿司をちらし寿司にしないために
ご精読頂き誠にありがとうございました。
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