クロスバイク スプロケットのクロスレシオ化は街乗りとの相性が良い【SHIMANO CS-HG51】

スプロケットと街や山道を走る自転車 自転車(その他パーツ・アクセサリー)
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クロスバイクやロードバイクなどのスポーツ自転車というのは、一般的なシティサイクルと比較すると、スプロケット(ギア)の枚数が多くなる事がほとんどだ。

「何段変速」という形で各自転車のギアの枚数が分かるわけだが、一枚一枚の各ギアの「歯数」まで気にする人は一般的には少ないと思う。

私は自転車好きなので凄く気にするが、自転車店で売られている新品完成車付属のスプロケット(ギア)というのは、一枚一枚の歯数差が「飛び飛び」になっている、いわゆる「ワイドレシオ」な歯数構成になっている物が多い。

これを一枚一枚の歯数差の少ない「クロスレシオ」なスプロケットに変えるだけで、特に坂の少ない街乗りなどであれば、大幅に快適に走れるようになる可能性がある。

私の場合もデフォルトの物から少しクロスレシオ化しただけで、大幅に街中を走りやすくなりました。

今回の記事ではこの「スプロケットのクロスレシオ化」について書いていこうと思う。

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SHIMANO CS-HG51 カセットスプロケット 8スピードへと換装

私はクロスバイクにデフォルトで付いていた12-32Tのスプロケットから、
11-28TのSHIMANO CS-HG51スプロケットに交換してクロスレシオ化し、運用している。

どういう事か、またなぜそうしたのか、説明していこうと思う。

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スプロケットの歯数構成による違い

大きいギアから小さいギアまでの歯数

一枚一枚のギアの歯数差が小さいほどクロスレシオと言われる。
反対に歯数差が大きい飛び飛びになっている物ほどワイドレシオと言われる。

先ほど12-32Tやら11-28Tという用語を使ったがこれはスプロケットのギザギザとした歯数が何個付いているか意味する。
「T」は歯数のこと。

私が今使っているのは11-28Tのスプロケット。
枚数でいうと8枚小さい方から大きい方までギアが付いているのだが、11-28Tの11は一番小さいギアの歯数が一周で11個付いていて、28は一番大きいギア一周についている歯数のこと。

このスプロケット一枚一枚の詳細な歯数は、小さい方から
11-13-15-17-19-21-24-28T

そしてデフォルトで付いていたSHIMANO CS-HG200・12-32Tのスプロケットの歯数構成の詳細がこちら。
12-14-16-18-21-24-28-32T

歯数の少ない小さなギアでペダルは重くなり、大きなギアでペダルは軽くなる。
誰でも下り坂などではよく小さなギアを使い、上り坂ではよく大きなギアを使うと思う。

歯数構成を見ると11-28Tは1番小さいギアから6枚目のギアまで歯数が「2T」ずつ上がっていき、
12-32Tの場合は1番小さいギアから4枚目まで歯数が「2T」ずつ上がっている。

ようするに歯数が一気に「3T」や「4T」変わるよりも、「2T」ずつ変わった方が、少しずつ細かい刻みでペダルの重さが変わっていくという事だ。

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街乗りでは圧倒的にクロスレシオ化した方が走りやすい

山道だらけだとか勾配の急な坂だらけのエリアとは違い、平坦な道の多い街乗りでは圧倒的に「2T」ずつ変化した方が便利だと感じることが多い。

一枚の変則で歯数が一気に「3T」や「4T」上がったり下がったりすると、

私

そんなに一気に軽くしないでくれ、その中間の軽さのギアが欲しいんだよ

とか、

そんなに一気に重くしないでくれ、その中間の重さのギアが欲しいんだよ

ちっくしょ~~う!!

と感じる場面が街乗りでは多々ある。

平坦な道が多い上に、少しの向かい風だとかちょっとした急でない坂道だとか、路面状況の変化だとかで、少しだけギアの重さを変化させたい場面というのが街乗りでは非常に多いからだ。

フロントミドルギア(38T)との相性がいい

フロントギアとリアギアの位置の説明

多くのクロスバイクにはリアだけでは無く、フロントにも3枚や2枚のギアが付いていると思う。
私のクロスにはフロントに3枚のギアが付いている。
48X38X28T の組み合わせだ。クロスバイクでよくある定番の組み合わせだと思う。

フロントの場合は数字が大きいほど重いギアになる。
一番大きな48Tのギアで最も重くなるという事だ。

リアをSHIMANO CS-HG51・ 11-28Tのスプロケットに換装して良かったのは意外な所にもう一つあった。
それはフロントギアの定位置が、走っているといつも真ん中のミドルギア(38T)になるように落ち着いたという事。

自分の場合は街乗りでは何も意識せずとも気付けばフロントはいつもミドルになる。
スプロケットの11-28Tとフロント38Tの組み合わせで街乗りではほとんど事足りる。

圧倒的にミドルの使用頻度が高まり、たまに急勾配の上り坂でフロントインナー(28T)に落とす時があるくらいになった。

フロントミドルなら後ろの8枚のギアを好きなように使える。
どういう事かというと、例えばフロントを一番大きい48Tのアウターにセットした状態で、リアのスプロケットも一番大きい軽いギアに入れたとする。

斜めになるたすき掛けのチェーンラインの説明

そうするとチェーンを上(天井方向)から見下ろした時にチェーンラインが物凄く斜めになるのが分かると思う。
反対にフロントインナー、スプロケットは一番小さいトップに入れた場合も同様。

これはいわゆる「たすき掛け」の状態でチェーンやスプロケットを痛めやすく、推進力も落ちるとのこと。
私自身、自転車購入店の店員さんにチェーンはたすき掛けにならないようにした方が良いと言われた。

そしてクロスバイクでフロントを真ん中のミドルにするなら、リアのスプロケットは8枚どこを使っても問題ないというアドバイスも自転車購入店の店員さんから頂いた。

つまり私はスプロケットを少しクロスレシオな物にしてからは、いつもフロントは真ん中ミドルを使うようになったので、リアスプロケットの8枚のギアを気兼ねなく自由にカチカチとシフトチェンジして使うようになった。

たすき掛けを気にする場面がほとんど無くなったのだ。

12-32Tを使っていた時は、フロントはアウターを使うのが基本でした。

それぞれ自分に合ったギアを

スプロケットの11-28Tとフロントミドル38Tの組み合わせで街乗りではほとんど事足りるというのはあくまで個人的脚力の中での話だ。

ただ私のような30代一般成人男性で、かつ街乗りであれば同じように感じる人も多いのではないかと感じた。

これ以上重いギアは下り坂では必要になる場面もあるかもしれないが、街乗りでそこまでスピードを出す場面なんてあるのだろうかと感じる。
そもそもそれは危なくなるケースが多いと思う。

ところで、私のクロスバイクもそうだったが新品のクロスバイクで付いているスプロケットはワイドレシオな物が多い。

少しクロスレシオ化しただけでもスプロケット側で細かく歯数を刻めるようになったので、平坦な道の多い街乗りでは場面に合った適切なギアの重さをより選びやすくなった。

このメリットは物凄く大きい。
走りやすい。

みなさんも是非、自分に合った歯数構成を見つけて頂ければと思う。
走りがより楽しくなるはず。

ちなみにスプロケット交換は工具を使って、やり方も勉強すれば比較的自分で簡単に出来ると感じる。

わたしはの場合は下記の専用工具やグリス、それにメンテナンス本を使い自分で交換を行った。
参考までに。

くれぐれも安全運転で。

ご精読頂き誠にありがとうございました。





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