コロナ状況の変化による外出規制の緩和、配達員数の増加、フードデリバリー業界各社の投資段階から利益回収段階へのフェーズの移り変わり(報酬単価低下)…
こういった事もあり、エリアや季節にもよるが昨今フードデリバリー業界の自転車配達員はかつてより大幅に稼ぎづらくなり厳しい状況となっている。
私としてはそういった中でも粘り強く自転車配達員が稼いでいくために出来る事としては何があるのか、別記事で書いた事もある。
ただこれはあくまでUber Eats や出前館、Wolt、menuの「フードデリバリー業界」で生き残っていくための術を書いた記事だ。
これらUber Eats 等の配達員はアルバイトでは無く業務委託であり、完全歩合制での報酬なので暇でオファーが来ずに終われば報酬ゼロの厳しい世界だ。
稼ぎづらくなった状況でも稼いでいくための一つの別の手段として、
anyCarry(エニキャリ)という「時給制配達員」の仕事がある。
エニキャリのエリアはまだ限定的だが、特に稼げないともがいている自転車配達員の方々はこういった仕事もありますよと言う意味で一つの参考にして頂ければと思う。
エニキャリのバイト内容は、オフィスやご自宅へ出前・宅配・書類配送などのデリバリーだ。
anyCarry(エニキャリ)とは
エニキャリは2019年11月にサービスを開始したデリバリーサービス。
配達機能を持たない飲食店や小売店から委託を受け、配達を代行するサービスを行っている。
そこはつまりUber Eatsと同じ仕組みだ。
■会社概要
名称 : 株式会社エニキャリ
代表者 : 代表取締役 小嵜 秀信
本社 : 東京都千代田区平河町二丁目5番3号
渋谷オフィス(管理部): 渋谷区桜丘町13-4 アロマ桜丘 201号室
設立: 2019年8月8日
資本金 : 1,004,764,500円
事業内容:ラストマイル物流DX
エニキャリの対応エリア
エニキャリの対応エリアはグングン拡大中であり、それに伴い配達員も大募集中だ(月間数百名の応募が必要との事)。
完全時給制で昇給や正社員登用、社会保険も有り
先述したように、エニキャリはUber Eats や出前館などに見られる完全歩合制の仕事とは違い、
完全時給制の仕事になる。
上記はあくまで例であり、各拠点エリア毎によって時給が違うため応募画面にて自分のエリアの時給はいかほどか確認して頂ければと思う。
昇給制度や正社員登用制度があるのも魅力的だ。
真面目に頑張ってれば良いことあるかも♡
そして個人的に大きい魅力だと思うのは、社会保険に対応しているという所だ。
Uber Eats や出前館の業務委託配達員には無い魅力だと言える。
エニキャリにも雇用形態としてアルバイトと業務委託があるが、アルバイトを選択すれば社会保険に入れるため、私としてはエニキャリで働くならアルバイトでの働き方が魅力的だと感じる。
履歴書不要のweb面接で働ける
エニキャリで働くにあたっての面接は直接拠点などに出向いて面接を行わなずに、web面接を行うという形になっている。
そして履歴書は不要だ。
履歴書不要であり、交通費や移動時間をかける必要が無いのは応募する側としては非常に楽になる。
高校生や女性も歓迎している
年齢で言うとエニキャリは15歳以上(中学生不可)から始めることが出来る。
15歳以上(中学生不可)の方であればどなたでも応募いただけます。
出典:エニキャリ公式
10代〜50代と幅広い年代のスタッフが在籍しています。
また女性も歓迎しており、先輩スタッフには女性も多数在籍していて女性も応募しやすい、働きやすい環境と言える。
シフト制で好きな時に働ける
時給制のお仕事なので完全歩合制のUber Eats や出前館の働き方と比べると自由度は落ちる。
しかし、時給制の仕事としては相当自由度の高い働き方が出来るのがエニキャリだ。
エニキャリのシフトの組み方は次のようになる。
決まった曜日に翌一週間分のシフトを提出する。
スマホアプリから簡単に提出可能であり、シフト作成担当者に直接相談もすることも可能。
勤務時間:10:30~21:15
※週1・一日二時間以上から
スマホ一台持って行けば稼働出来る(手ぶら出勤可能)
エニキャリでは次のように業務に必要な物を一通り用意しておいてくれているため、スマホ一台持って手ぶら出勤する事も可能だ。
- ユニフォーム
- 雨具
- モバイルバッテリー
- 充電コード
- デリバリー用バッグ等
そして後述もするが、稼働用の車両も用意されている。
出勤する際はスマホ一台持ち、動きやすい靴で出勤すれば良いとの事だ。
Uber Eats や出前館の場合、これらの物は全て自分で用意する必要があります。
電動自転車&三輪バイクが用意されており楽に稼働できる
配達用の車両はエニキャリ側で用意されているため、自分で車両を用意する必要が無い。
エニキャリでは電動自転車やジャイロキャノピー(三輪バイク)が用意されているため、楽に配達する事が出来る(三輪バイクで配達する場合は当然免許が必須)。
私自身としてはアシスト機能の無い自転車と電動自転車の両方で稼働経験があるが、アシスト機能が有ると無いとでは配達での疲れ方が全く異なる。
特に疲労の溜まりやすい坂道や漕ぎ出しがアシストされるためウンと体力的に楽になる。
電動自転車や三輪バイクが用意されているのはとても魅力的だと思います。
自分で用意するとなると相当コストが掛かります(特にバイク)。
分からない事があっても手厚いサポートで安心(社員がサポート)
ここはWolt(ウォルト)に似ている部分があると感じる。
ウォルトのサポート体制は非常に手厚く迅速に対応してくれる事が多いため、ウォルト配達パートナーからの評判はかなり良い。
配達をしているとどうしてもトラブルが発生する事もある(お届け先が見つからない、お客様がいない等)。
特に配達に慣れていない人だとそこであたふたしてしまい、焦りが出たりする事もある。
エニキャリでは社員が常駐しておりサポート体制を整えてくれているので、分からない事があればすぐに連絡してサポートしてもらう事ができる。
エニキャリ稼働の魅力 まとめ
私自身はUber Eats や出前館などの業務委託配達員として稼働しているが、エニキャリ稼働にはまた違った魅力があると強く感じる。
エニキャリの良い所をザっとまとめると次のようになる。
ここまで書いてきた事以外の魅力もある。
Uber Eats や出前館などとの働き方と相当違いがあり、違った魅力のある時給制配達のエニキャリ。
配達のお仕事に興味があるけど…歩合制では無くてもっと安定した働き方がしたい…
という人は一つの選択肢としてエニキャリも良いのではないだろうか?
ご精読頂き有難うございました。
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