Wolt(ウォルト)配達パートナー報酬のダイナミックプライシング(価格変動制)の仕組みを改めて確認してみた

Wolt 配達員報酬のダイナミックプライシング イメージ Wolt
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2023年7月下旬よりmenu、8月1日から出前館で配達員報酬のダイナミックプライシング(価格変動制)が始まった。

これで現在のフードデリバリー業界主要4社全てで、配達員報酬の仕組みがダイナミックプライシング化された事になる。

需要(注文数)と供給(配達員数)のバランスなどの状況に応じて、案件ごとの報酬額が随時動くのがダイナミックプライシング。

Woltの場合私は昨年に「2023年中にダイナミックプライシングが始まる予定」という予告をメールにて受け、私のエリアでは2023年2月にダイナミックプライシングが始まっている。

2月にそれまでありえかった1円単位の細かな報酬が発生しており(例えば一件の報酬額が773円)、そこでダイナミックプライシングが始まったことに気付いたという流れです。

ウォルトダイナミックプライシングによるオファー画面というのは、下記画像のようになる(個人情報は隠してます)。

地図はぼかしてます

今回の記事では出前館やmenuでもダイナミックプライシングが始まったのを機に、改めてWoltのダイナミックプライシングの仕組みというのはどのようになっているのかを確認しようと思う。

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Wolt(ウォルト)ダイナミックプライシング報酬の算定に影響する項目

報酬の算定に影響する項目は以下の通り。

  • 最短ルートの走行距離

距離料金は、従来の直線距離での計算から、最短ルートの見積もり走行距離にて計算される報酬体系に移行。

  • ピック料金

配達パートナーはピックアップまでの距離に応じて報酬を受け取る。
こちらも最短ルートの見積もり走行距離にて計算される。

また、報酬には下記の条件も考慮される。

  • お客様やレストラン、店舗の所在地(例:アクセスが困難な場所かどうか等)
  • 天気(例:降雨/降雪状況、配達パートナーの数を増やす必要がある天候状況か等)
  • 注文内容(例:大量注文か、単品注文か等)
  • その他(例:急勾配の坂道がある、駐車スペースが少ない等)
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Wolt(ウォルト)の報酬の算定に影響する項目について実際の状況と比較

あくまで関東郊外地域・自転車稼働の私の場合の実際の状況と比較してみる(2023年8月時点)。

Uber Eats でも似たような算定方法の説明がされているが、Uber Eats と違いWoltは一定の距離までは配達距離が長くなるにつれてきちんと報酬が上がっていく。

ただ配達距離が超ロングになると、報酬額も頭打ちで超ロングに見合った報酬までは上がらないという印象だ。

Uber Eats でも上がる事はありますが、
距離が伸びても上がらないケースが非常に多いです。
スリコ(300円)ちゃん基本です。

ピック先やお届け先が僻地である場合でも、その割にはいつもと報酬額があまり変わらないという印象。
ここに関してはUber Eats の方が良いと感じる。

Uber Eats の場合、だれも配達パートナー(Uber Eats とWoltでは配達員は配達パートナーと言われています)が行きたがらないような僻地行の案件だと、物凄く報酬が上がったりする事もある。

自転車の私でさえ、1000円超えてくる事があります。

出前館の場合はこういった配達員が決まらない案件は、何度も繰り返し同じ案件のオファーを送り、同じ案件でも報酬額が段々と上がっていくという仕組みを採用している。
そして配達員が決まるという流れ。

menuの場合、こういった僻地行案件はブースト報酬やお得意様報酬というインセンティブで報酬を上げてくる事が多い。

Woltの場合、こういった事があまりないため配達パートナーが決まらない僻地行案件がずっと残ったままになっている事が多い(同じ報酬額で繰り返しオファーが来る)。

雨の日のインセンティブに関しては非常に高い。

雨の日のインセンティブによって各エリア毎の一件当たりの報酬額が上がる日や時間帯を、事前にアプリのメッセージ機能にて教えてくれる。

例えば、

このような形だ。
こういった日になると当たり前のように報酬額が4桁の高額報酬案件がバシバシ飛んでくる。

他社でも雨の日は報酬が高くなるのはもちろんだが、私の関東郊外エリアの現時点ではWoltは特に高いという印象だ。

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ダイナミックプライシングによって今後どうなっていくのか

エリアによってはWoltの報酬も激安になっているという声を見かける。
やはりダイナミックプライシングは非常に配達パートナーとしてはリスクの高いシステムでもある。

フードデリバリー稼働で少しでもリスク分散をするためには、複数の会社に登録しておく事が必須であると感じる。

フードデリバリー業界主要4社全てで配達パートナー報酬のダイナミックプライシングが始まった今、リスク分散の必要性はより高い物となった。

各社のダイナミックプライシングが今後どうなっていくのか見守っていきたいと思う。

ご精読頂きありがとうございました。

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