クラウド会計ソフトにも色々とあり、私も個人事業主として日々の帳簿付けに利用している。
中でも特に使っている方が多いと評判なクラウド会計ソフトには、
- freee
- 弥生
- マネーフォワード
といった所がある。
今回はそのクラウト会計でもお馴染み、株式会社マネーフォワードが発行する法人カードである「マネーフォワード ビジネスカード」の紹介。
法人カードとは法人や個人事業主向けのビジネスカードだ。
そんな法人カードには個人カードとは違うメリット・デメリットがある。
個人カードと比べた場合の法人カードの主なメリットには、
- 経費・精算管理が楽になる
- 利用可能金額の上限がより高くなる
- ビジネスシーンで役立つ特典が付く
といった所がある。
そしてデメリットには例えば、
- 審査が厳しい
- 年会費が掛かる事が多い
- 不正利用の可能性
といった所がある。
マネーフォワードビジネスカードはこれらのデメリットを克服してくれているとも言えるカードであり、
なおかつクラウド会計ソフトの会社が発行する法人カードだけあって、日々の会計業務の効率化にも大きく寄与してくれる便利なカードとなっている。
\こちらから/
マネーフォワード ビジネスカードの基本情報
カードタイプ | クレジットカード (VISA加盟店で利用可能) |
発行手数料 | 無料 ※リアルカードは2枚目以降900円+税(送料込み)、 バーチャルカードは2枚目以降も無料 |
年会費 | 無料 ※発行から1年間利用がなかった場合、 年会費(1,100円)がかかります。 |
初期費用 | 無料 |
月額利用料 | 無料 |
海外での 取引手数料 | 実質無料 ※海外加盟店での円建て、 外貨建て取引にかかる海外手数料3%分を ポイント還元 |
発行枚数上限 | 無制限 ※会社判断によりカード発行枚数を 制限される場合あり。 |
国際ブランド | Visa(Visaタッチ決済対応) |
3Dセキュア認証 | 3Dセキュア2.0に対応 |
カード ポイント付与 | 1〜3% ※翌⽉10⽇に前⽉決済確定分を付与 ※マネーフォワード クラウドおよびマネーフォワードMEの ⽀払いにご利⽤の場合、上記のサービスに限り還元率が3% |
1取引あたりの 利用限度額 | 1億円 ※2024年3月31日以前に発行したカード:原則500万円。 会社が認めた加盟店でのお支払いについてのみ最大5,000万円 |
支払い方法 | 口座引き落とし / 事前チャージ ※口座引き落としでの支払いを希望される場合は、 お申込みが必要です |
支払い日 | 月末締め、翌月20日(土日祝の場合は翌営業日)支払い ※口座引き落としの場合 |
月間 利用ボーナス | 当月のご利用金額に応じて、 最大50,000円分のボーナスポイントを進呈 ※ ご利用金額に応じたボーナスポイントの詳細については こちらをご覧ください |
初期費用・年会費無料の法人クレジットカード
法人カードの場合は年会費が有料である場合も多い中、マネーフォワードビジネスカードは年会費無料のカード。
ただし、発行から1年間利用がなかった場合は年会費(1,100円)がかかるが、一年もの期間全く利用が無い、というケースは稀かと思われる。
初期費用もかからず、海外での取引手数料分はポイント還元されて実質無料にする事が出来る。
マネーフォワードビジネスカードはあらゆる面での費用が「無料」のお得な法人カードだ。
ポイント還元率は「1~3%」
マネーフォワードビジネスカードの利用でのポイント還元率は「通常1%」。
マネーフォワード クラウド関連サービスの場合は「3%」の還元となる。
一部ポイント還元できないサービスや還元率が下がるサービスがあります。
還元率の詳細についてはこちらをご確認ください。
法人カードのポイント通常還元率というのは、個人カードより基本的に低く設定されており、還元率「0.5%」の物が多い。
法人カードのポイント還元率としては非常に高く設定されているのが、マネーフォワードビジネスカードだ。
そしてさらには当月の利用金額の合計額に応じ、最大50,000円分ボーナスポイントが付与される。
下記表を参考にして頂きたい。
当月の利用金額 | ボーナスポイント |
---|---|
100,000円(税込) | 500ポイント |
500,000円(税込) | 2,500ポイント |
1,000,000円(税込) | 5,000ポイント |
5,000,000円(税込) | 25,000ポイント |
10,000,000円(税込) | 50,000ポイント |
これらの仕組みによりポイントが貯まりやすく、経費の削減に大きく貢献してくれる。
支払い方法について
マネーフォワードビジネスカードの支払い方法には、先述の基本情報の表にも記載した通り、
- 口座引き落とし(後払い方式)
- 事前チャージ(前払い方式・プリペイド方式)
の2種類があり、口座引き落としにしたい場合は申込が必要となり審査が行われる。
元々は「前払い方式」のカードでしたが、後に「後払い方式」が加わりました。
事前チャージはいわゆる、「前払い方式」や「プリペイド方式」と言われる物だ。
事前チャージした金額の範囲内でのみ、カード決済に利用出来るというその仕組み上、カード会社側とすれば利用金額が支払われないというリスクが無くなり、審査は不要となる。
インボイス制度や電子帳簿保存法 最新の法令にも対応
マネーフォワードが発行するこのカードには、経理業務を効率化するための特徴が多くある。
- 決済データから適格事業者番号の表示
- 電子帳簿保存法に則った証憑保管
支払先情報から適格事業者番号の候補が表示されるためインボイス対応を効率化する事が出来る。
アップロードした証憑は電子帳簿保存法に則って保管出来る。
経理処理の効率化、月次決算の早期化を実現
- 複数枚無制限にカード発行
- スマホアプリやWebから証憑・メモ添付機能
- カード明細のリアルタイム通知、反映
カードを無料で何枚でも発行できるため、従業員や部署ごとなど目的別に配布することで、小口現金や立替経費の削減に繋がる。
カード明細はリアルタイムでクラウドの経費計算システムに反映され、スマホアプリやWebから証憑の添付も可能なため、月次決算の早期化を実現出来る。
※リアルカード発行の1枚目は無料ですが、2枚目以降を発行する場合は発行手数料900円+税(送料込み)が発生します。
※会社判断によりカード発行枚数を制限される場合があります。
決算書の提出不要でWeb完結で申込み完了 チャージ用口座への入金でも利用可能
- 決算書の提出不要で与信提供
- チャージ用口座への入金でも利用可能
- 最短5分、Web完結で申込み完了
会社独自の与信ロジックで与信枠を提供するため、決算書の提出が不要。
ちなみに別記事で紹介したセゾン・コバルトビジネスカードは個人を審査する「個人与信」の法人カードであった。
事業を立ち上げたばかりの法人などは実績に乏しく、カード審査に通らない可能性が高まる。
そういった理由から審査方法にこだわりがあるという方々は、こちらの記事も参考にして頂ければと思う。
話は戻るが、マネーフォワードビジネスカードはチャージ用口座への入金でも利用可能。
チャージ用口座への入金は、インターネットバンキングやコンビニ・銀行のATMから行える。
申込みはWebで完結であるため、いつでもどこでも申込みが可能だ。
マネーフォワード ビジネスカードのデメリット
国際ブランドはVISAのみ
国際ブランドにはVISAの他にも「Mastercard」や「JCB」などもあるが、マネーフォワードビジネスカードの国際ブランドはVISAに限定されて選ぶことが出来ない。
国内であればどの国際ブランドであっても加盟店が非常に多く、VISAが使えるお店ならMastercardやJCBも使える事がほとんど、と言える状況がある。
しかし海外の場合はVISA加盟店が多い地域、Mastercard加盟店が多い地域、というように地域によって違いがあるので、海外出張などで良く行く地域がVISA加盟店の少ない地域である場合、このカードは不向きとなる。
VISAは「アメリカ方面」に強いといわれています。
前払い方式のチャージはGMOあおぞらネット銀行以外からだと手数料がかかってしまう
マネーフォワードビジネスカードに申込むと、専用の入金用口座(ウォレット)が作成される。
インターネットバンキングやコンビニ・銀行のATMからウォレットに振り込みをすると、残高がチャージされる。
前払い方式(プリペイド方式)の場合はこの「チャージ」が必要となるわけだが、「GMOあおぞらネット銀行」以外から振り込みをしてチャージする場合だと、振り込みをする度に各金融機関所定の手数料がかかってしまう。
GMOあおぞらネット銀行からの振り込みチャージであれば、いつも振り込み手数料無料だ。
GMOあおぞらネット銀行とは「あおぞら銀行」と「GMOインターネットグループ」が共同で設立した銀行。
あおぞら銀行の銀行経営ノウハウと、GMOインターネットグループのインターネット/金融事業の技術力を活かした、24時間365日利用可能(システムメンテナンス時を除く)のインターネット専業銀行だ。
ちなみにこのGMOあおぞらネット銀行が発行している「デビットカード」についても別記事で紹介しているので参考までに。
マネーフォワード ビジネスカードは日々の経理負担を大幅に軽減してくれる法人クレジットカード
さすがにクラウド会計ソフトでおなじみのマネーフォワードが発行する法人カードだけあり、経理業務の効率化に非常に役立つカードとなっている。
マネーフォワードクラウド関連サービスと連携させればポイント還元率も高まり、より便利に、よりお得に利用する事が出来る。
この記事が日々の経理業務をもっと効率化したいと考えている、法人や個人事業主の方々の参考に少しでもなればと思う。
ご精読頂き、ありがとうございました。
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