新宿駅西口に行くと、どてかい小田急百貨店がそびえ立っているのが印象的だ。
小田急電鉄株式会社は鉄道事業、不動産業、生活サービス事業、その他事業を行っている1948年設立（前身の小田原急行鉄道は1923年5月1日設立）の歴史の長い会社だ。
「小田急鉄道」について会社の公式サイトから引用させて頂くと、次のようになる。
小田急は、新宿を起点に、箱根の玄関口である小田原までを結ぶ「小田原線」、湘南エリアに至る「江ノ島線」、多摩ニュータウンに至る「多摩線」の3路線、計120.5km（全70駅）からなり、通勤・通学や観光路線として、2023年度は1日約187万人のお客さまにご利用いただいています。
引用：当社路線の概要｜企業・サステナビリティ・IR｜小田急電鉄
この小田急電鉄の線路沿いには、小田急グループの百貨店やスーパーマーケット、レストラン、ホテルなどが多くある。
今回の記事では、こういった小田急グループが展開している数多くのサービスを利用しているという方には欠かせないとも言える、「OPクレジットカード」について書いていこうと思う。
OPクレジットカードの基本情報
まずはOPクレジットカードの基本情報（概要）を紹介。
OPクレジットカードは「入会金は無料」「年会費は実質無料」
さきほどの一覧表を見てお気づきになった方も多いと思うが、OPクレジットカードは入会金は無料であり、年会費に関しては550円（税込）で一応は料金の掛かるカードではある。
しかしこの年会費は、
- 初年度無料
- 年１回クレジット利用で翌年度無料
という二つの特徴があるため、初年度以降もたった年一回のクレジット利用で無料になるのだから、ほとんど実質無料で使えると言えるカードだ。
オンライン入会でポイントがもれなくもらえる
クレジットカードでおなじみとなっている「新規入会特典」。
OPクレジットカードにも「オンライン入会でもれなく500ポイントがもらえる」というキャンペーンが行われている。
新規入会特典としてもらえるポイント数としては決して高くないという印象だが、もらえる物はもらっておいた方が良い。
ものは
もらうよ
おじさま
そのとおりや！！
小田急ポイントサービス加盟店で圧倒的にポイントが貯めやすい
OPクレジットカードで貯まっていくポイントは「小田急ポイント（OP）」。
小田急電鉄株式会社が発行するOPクレジットカードなのだから、当然小田急グループのサービス利用でお得な特典が沢山付いてくる。
特に分かりやすいのが上記画像のように、
小田急ポイントサービス加盟店での利用で「お買い上げ・ご利用ポイント」が最大12％貯まる
というところ。
小田急ポイントサービス加盟店には何があるのかというと、
例えば、
- 小田急百貨店
- Odakyu OX（スーパーマーケット）
- 新宿ミロード（新宿南口 商業施設）
- Flags（新宿東南口 ショッピングビル）
- KYODO CORTY（経堂駅 ショッピングモール）
- SEIJO CORTY（成城学園前駅ビル ショッピングセンター）
- エルミロード（新百合ヶ丘駅ビル ショッピングセンター）
- ステーションスクエア（相模大野駅ワンストップショッピングセンター）
- ViNAWALK（海老名駅 ワンストップライフマーケット）
- 本厚木ミロード（本厚木駅 ショッピングセンター）
などなど、こういった所がある。
そしてこういった大きな施設ばかりでなく、
といった私たちの暮らしの中で身近な、多くの方にお馴染みとも言えるお店も加盟店となっている。
「小田急ポイントサービス加盟店」というネーミングから、駅沿いの大きな商業施設ばかりが加盟店なのかなというイメージを個人的には勝手に持っていましたが、実際には全くそんなことは無く、あらゆるジャンルの多くの加盟店があります。
小田急ポイントサービス加盟店は、公式の加盟店検索サイトで次のようにカテゴリー分けされている。
- レストラン・喫茶
- レジャー・観光
- 住まい・暮らし
- 交通
- ホテル
- ショッピング
- その他
加盟店にはどこの何があるのか、もっと詳しく知りたい方は公式サイトからご確認ください。
小田急ポイントサービス加盟店以外でのポイント還元率は普通
小田急ポイントサービス加盟店での利用では非常にポイント還元率が高いが、その他普段のお買い物などで貯まる小田急ポイントの基本還元率は「0.5%」。
基本還元率としては他社カードと比較しても、いたって普通、もしくは低めといった所。
基本還元率としてよくあるのは「0.5%」や「1.0%」。
有名な所で言えば、「楽天カード」や「PayPayカード」の基本還元率が「1.0%」だ。
ここから考えるとOPクレジットカードの基本還元率は低めとも感じるかもしれない。
小田急グループ各店舗でのポイントの貯まり方（例）
小田急グループの各店舗で、「11,000円（税込）」をクレジット払いでお買い上げ時のポイント付与例を紹介。
| 店舗 | お買い上げ ご利用ポイント | クレジット ご利用ポイント | 合計 |
|---|---|---|---|
| 小田急百貨店 | 400ポイント ※4％の場合普通品の例。 | 55ポイント ※200円（税込）につき 1ポイント | 455ポイント |
| Odakyu OX | 50ポイント ※お買い上げ200円（税抜） につき1ポイントの例。 | 55ポイント ※200円（税込）につき 1ポイント | 105ポイント |
| 新宿ミロード | 550ポイント ※〈OPクレジットカードの クレジット払い〉 ご利用金額（税込）の 5％の例。 | 55ポイント ※200円（税込）につき 1ポイント | 605ポイント |
| Flags | 100ポイント ※ご利用金額（本体価格）の 1％の例。 | 55ポイント ※200円（税込）につき 1ポイント | 155ポイント |
・KYODO CORTY ・SEIJO CORTY ・エルミロード ・ステーションスクエア ・ViNAWALK ・本厚木ミロード | 110ポイント ご利用金額（税込）の 1％の例。 | 55ポイント ※200円（税込）につき 1ポイント | 165ポイント |
基本還元率である「クレジットご利用ポイント」に加え、小田急ポイントサービス加盟店ならではの「お買い上げご利用ポイント」ももらえる。
この「お買い上げご利用ポイント」は、加盟店や時期などの条件によってどれだけポイントがもらえるかが異なるが、ポイントが非常に貯まりやすいというのはお分かり頂けると思う。
特にポイント還元率が高いタイミングや加盟店を狙い打ちすれば、小田急ポイントパラダイスだ。
PASMOオートチャージサービスでもポイントが貯まる
PASMOオートチャージサービスとは、PASMO内にチャージ（入金）された金額が一定金額以下の場合、駅の自動改札機から入出場する際にあらかじめ設定した金額が自動的にクレジット決済でチャージされるサービス。
単純に切符の購入やのりこし精算の手間が無くなるという意味でも便利だ。
このオートチャージでも、OPクレジットによる決済でチャージ金額1000円（税込）につき5ポイントをもらえる。
ロマンスカー＠クラブ会員限定でロマンスにポイントを貯めれるわよ
引用：OPクレジット申し込みサイト
小田急電鉄の特急列車である「ロマンスカー」。
ロマンスカー＠クラブというのはインターネットで特急券を簡単に購入できるサービスだ。
- 仕事帰り
- 外出先
- 旅行先
これらの場面などで、特急券が欲しいと思った時に楽に買う事が出来る。
ロマンスカー＠クラブ会員でOPクレジットカードを登録すると、特急券の購入料金に応じてポイントが貯まる。
下記表のように前月のロマンスカー特急料金の総額に応じて、ポイント率がランクアップしていきます。
| 前月購入金額 | ポイント率 |
|---|---|
| 3,000円未満 | 1％ |
| 3,000円～10,000円未満 | 3％ |
| 10,000円以上 | 5％ |
このようにポイントも最大5％までロマンスに上がっていくのだ。
これはロマンスの神様（広瀬香美の曲）とも言えるだろう。
青春時代の
おじさま
ロマンス
しちゃう♡
貯めた小田急ポイントの使いかた
貯めた小田急ポイントは「1ポイント＝1円」として小田急ポイントサービス加盟店で使うことが出来る。
先述したとおり、あらゆるカテゴリーの多くの加盟店がある。
小田急ポイントサービス加盟店を詳しく知りたい方はこちら
また、公式サイトからポイント交換商品と交換する事も可能だ。
OPクレジットゴールドカードとの比較
申し込みサイトをご覧頂いても分かるが、このOPクレジットカードには上位グレードのカードとして年会費有料の「OPクレジットゴールド」がある。
ゴールドカードの方にご興味がある方もおられると思うので、「OPクレジットカード」と「OPクレジットゴールドカード」の比較表を掲載させて頂こうと思う。
このようにゴールドカードは年会費は跳ね上がるが、充実内容の各種付帯保険と空港ラウンジサービスなどが付く。
飛行機によく乗る方には、マイルを貯めやすい「JALカード OPクレジット」もあります。
このJALカード OPクレジットに関しても種類がありますので、ご興味のある方は申し込みサイトをご確認ください。
OPクレジットカードのデメリット
ポイントの有効期限が短め
OPクレジットカードの有効期限の仕組みは少し独特な印象を受けるため、利用される方は公式サイトからもご確認頂きたく思う。
引用：ポイントの有効期限はいつですか？ | よくあるご質問 | 小田急ポイントカード[OPカード]
貯めたポイント（ご利用可能なポイント）は、積立期間*終了から3ヶ月間有効です。
なお、ポイントの有効期限は小田急ポイントサービス加盟店のレシート、または小田急ポイントアプリや小田急ONE（オーネ）をご確認ください。
*ポイント積立期間は、ご入会の翌月を開始月とした1年間となります。ただし、ご入会初年度は入会月を含めた期間となります。ポイントの有効期限については、こちらをご確認ください。
ポイントの積立期間「1年間」に3ヶ月を加えた「1年3ヶ月」の有効期限となる。
他ポイントの場合は利用していくと有効期限がどんどん更新されていく物もあるが、小田急ポイントの場合はそうではない。
買い物レシートにもポイント内容が細かく分類された状態で有効期限が記載されるので、随時しっかり確認しておきたい。
ポイントの有効期限切れには十分注意したいカードだ。
付帯保険が付かない
このOPクレジットカードにはグレードが上の「ゴールドカード」もある。
年会費有料のゴールドカードの方では、クレジットカードの付帯保険として定番の、
- 海外旅行傷害保険
- 国内旅行傷害保険
- ショッピング保険
これらが付帯するうえ、最大補償金額などの内容も充実している。
しかしゴールドカードでは無いこの一般グレードのOPクレジットカードの場合、これら付帯保険が付かない。
旅行へよく行くので旅行傷害保険が欲しいであるだとか、カードで購入した物が万が一破損や盗難に遭った際の補償を受けたいのでショッピング保険が欲しい、といった方々はこの一般グレードのOPクレジットカードでは対応出来ない。
他カードを利用するなどで別途対策をしなければならない。
小田急沿線利用者でないとポイントが貯まりにくい
当たり前のことだが、小田急電鉄株式会社が発行するOPクレジットは、小田急沿線に住んでいる、または職場があるといった形で、小田急沿線をよく利用するという方々が多くの恩恵を受けられるカードだ。
記事でも書いてきたように小田急ポイントサービス加盟店に関しても、小田急沿線に非常に多く集まっている。
小田急沿線にある加盟店を利用してこそ、多くのポイントを貯める事が出来るカードであるため、普段から小田急沿線をよく利用するという方々以外はこのカードによる恩恵は非常に受けにくい。
OPクレジットカードを使って小田急旅行も良いじゃない
小田急ロマンスカーなどの小田急電鉄を利用し、小田急沿線にある小田急ポイントサービス加盟店の商業施設やレストランでショッピングや食事をしながら観光を楽しみ、そして小田急ポイントサービス加盟店であるホテルに泊まる。
こんなロマンスな小田急ポイントパラダイス旅行に行くのも良いではないか。
こういった旅行に限らず、小田急沿線に住んでいるという方々や小田急沿線で働いているという方々は、年会費が実質掛からないという部分もあり、ほとんどの場合は持っておいたほうが得をするカードと言えるだろう。
みなさまもご自身に合った便利なカードを見つけて頂ければと思う。
そのためにもこの記事が参考の1つになれば幸いだ。
ご精読頂きありがとうございました。
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