今回紹介のクレジットカードは「法人カード」だ。
法人カードと聞くと、個人事業主は発行出来ないと思われる事もあるかと思うが、法人カードは法人や個人事業主を対象にしたカードだ。
そんな法人カードには個人カードとは違うメリット・デメリットがある。
個人カードと比べた場合の法人カードの主なメリットには、
- 経費・精算管理が楽になる
- 利用可能金額の上限がより高くなる
- ビジネスシーンで役立つ特典が付く
といった部分がある。
そしてデメリットには例えば、
- 審査が厳しい
- 年会費が掛かる事が多い
- 不正利用の可能性
といった所がある。
事業を立ち上げたばかりの会社や個人事業主の場合、まだビジネス上での実績が乏しく、法人カードが欲しくてもカード審査に通る事が出来ないといった事もある。
セゾンコバルトビジネスカードはそういった方々でも作りやすい、そして法人カードとしては貴重な「年会費無料」となっている、おすすめのカードだ。
セゾンコバルトビジネスカードのお申し込みはこちらから- セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードの基本情報
- 法人カードとしては貴重な年会費無料のカード
- 登記簿謄本・決算書不要
- 資金繰りのしやすい仕組み
- ご利用額の増枠・一時増枠ができる
- 中小企業・個人事業主向けローンサービスがある
- 引き落とし口座を「法人」「個人」から選べる
- 会計ソフトと連携させる事が出来て確定申告も楽に
- ビジネスに役立つウェブサービスの利用でポイント最大2%還元(通常の4倍)
- ビジネスに役立つ多くのメリット
- グルメ・ショッピング・レジャーに関するサービスもある
- 新規入会キャンペーンが行われている
- セゾンコバルトビジネスカードのデメリット
- セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードは新規で事業を立ち上げた方々に特におすすめ
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードの基本情報
今回紹介のセゾンコバルトビジネスカードの正式名称は「セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード」だ。
年会費 | 無料 |
入会資格 | 個人事業主またはフリーランス、経営者の方 (高校生を除く) |
電子マネー | ・Google Pay ・Apple Pay ・iD ・QUICPay |
ETCカード | 無料(1枚につき最大5枚まで発行可能) |
追加カード | 無料(最大9枚まで発行可能) |
カード発行日 | 最短3営業日 |
お支払い方法 | 1回払い/2回払い/ ボーナス(一括・2回)払い/リボ |
支払いサイクル | 最大56日 |
国際ブランド | AMEX |
永久不滅ポイント優遇 | 限定サービス:特定加盟店のご利用で4倍ポイントサービス 海外2倍 1,000円(税込) = 1ポイント (1ポイント=最大5円相当) |
マイル 「SAISON MILE CLUB」 | マイル「SAISON MILE CLUB」登録不可 |
国際空港ラウンジ | なし |
海外旅行傷害保険 | なし |
国内旅行傷害保険 | なし |
ショッピングあんしん保険 | なし |
法人カードとしては貴重な年会費無料のカード
セゾンコバルトビジネスカードは法人カードとしては珍しいとも言える、年会費無料のカードだ。
さらには従業員のためとして使うのにも便利な「追加カード」を最大9枚まで発行可能だが、こちらも無料。
さらには追加で「ETCカード」も発行する場合も無料。
こういった年会費や発行手数料といったコスト面で、特に事業を立ち上げたばかりの方々にはありがたい、お得な仕組みとなっている。
登記簿謄本・決算書不要
このカードの大きな特徴だ。
法人カードの場合、会社の業績なども審査の対象となる事が一般的だが、セゾンコバルトビジネスカードは個人に対して審査が行われる。
よって、独立直後の方でも申し込める法人カードとなっているのだ。
資金繰りのしやすい仕組み
支払い猶予が最長56日あるのでキャッシュフローにゆとりができる
セゾンアメックスの請求サイクルは、毎月10日締めの翌月4日支払い。
一括払いの場合で言えば、決済から支払いまでの期間が最大で56日間になるという事だ。
事業では仕入れや設備投資など、多額の費用が掛かる場合もあるので、この猶予期間が56日間あるという支払サイクルによって資金繰りがしやすくなる。
後から分割払いやリボ払いに変更可能
資金繰りのために一括払いから、分割払いやリボ払いに変更したいという場合であっても、セゾンコバルトビジネスカードでは対応出来る。
ボーナス一括払いも可能だ。
1回・・・お支払日…毎月10日締めの翌月4日
2回・・・お支払日…毎月10日締めの翌月4日とその翌月4日の2回均等払い
<夏のボーナス一括払い>
12月16日~7月10日ご利用 → 8月4日お支払い
7月11日~7月15日ご利用 → 9月4日お支払い
<冬のボーナス一括払い>
7月16日~12月10日ご利用 → 1月4日お支払い
12月11日~12月15日ご利用 → 2月4日お支払い
月々の支払額を一定にする事が出来る「リボ払い」を利用する場合、上位グレードである年会費有料のカード「セゾンプラチナビジネスカード」では実質年率12.00%に抑えることが出来るが、今回紹介のコバルトビジネスカードでは実質年率「18.00%」となっている。
ご利用額の増枠・一時増枠ができる
セゾンコバルトビジネスカードの利用限度額は最大500万円です。
実際の額は審査により個別に決定されます。
状況に応じて利用限度額の引き上げが出来る。
例えば次のような状況だ。
- 法人税のお支払い
- 海外旅行期間中
- 冠婚葬祭
- 高額な医療費
また、引き上げには利用目的や増枠期間を定めた「一時的な増枠」に加え、定めの無い「継続的な増枠」も用意されている。
中小企業・個人事業主向けローンサービスがある
最大950万円までの融資枠があり、融資枠の上限は年収の3分の1以内。
初回は融資可能額全額が振込まれる。
また、ご利用可能枠が110万円以上の方が対象で、優遇金利の2.8%~9.6%となる。
これにより、キャッシングより低い金利(当社比)で経費削減をする事が出来る。
このセゾンの優遇金利サービスを利用しない場合の金利は、プラチナビジネスカードで「14.5%」、コバルトビジネスカードの場合で「18.0%」となる。
金利の面でも大きく優遇されるのがお分かり頂けると思う。
引き落とし口座を「法人」「個人」から選べる
引き落とし口座を本会員様の「個人名義口座」、または「法人名義口座」より選ぶ事が出来る。
法人名義口座を指定して、経費管理をしやすくするという使い方が出来る。
会計ソフトと連携させる事が出来て確定申告も楽に
経理処理を簡略化できる会計ソフトと連携すると、クレジットカードの利用明細が反映され、経費精算や確定申告の手続きも簡単になる。
ビジネスカード会員限定で、会計ソフトは会員特別価格で利用可能する事も可能だ。
ビジネスに役立つウェブサービスの利用でポイント最大2%還元(通常の4倍)
セゾンコバルトアメックスのカード利用で貯まるのは「永久不滅ポイント」。
その名の通り有効期限の無い、永久に不滅しないポイントだ。
この永久不滅ポイントについては、同じくセゾンのクレジットカードである、「セゾンカードインターナショナル」についての記事の方でも詳しく書いた。
ちなみにこれは法人カードでは無く、普段のショッピングなどで使う「個人カード」だ。
この永久不滅ポイントは通常1000円(税込)の利用ごとに1ポイント貯まる。
そして永久不滅ポイントは1ポイントで最大5円分の価値となるため、そのポイント還元率は「1000円ごとに5円分」という形で「0.5%」と言われている。
ただあくまでポイントの使い道や交換先次第では「最大で5円分になる」という事であって、永久不滅ポイントの使い道によっては次のように5円分の価値に届かない場合もあるのでご注意頂きたい。
交換先 | 交換後のポイント還元率 |
---|---|
dポイント | 0.45% |
Pontaポイント | 0.45% |
nanacoポイント | 0.46% |
ベルメゾンポイント | 0.5% |
PARCOポイント | 0.5% |
Amazonギフト | 0.5% (25000円分に交換の場合) |
支払い充当 | 0.45% |
ANAマイル | 0.3% |
JALマイル | 0.25% |
交換単位でレートが異なる場合があります。
セゾンコバルトビジネスカードの場合、この永久不滅ポイントが海外の利用で2倍という「海外ポイント2倍」サービスがある。
つまり1000円(税込)の利用ごとに2ポイント貯まる。
さらには対象の加盟店利用で最大2%還元(通常の4倍/1,000円(税込)ごとに4ポイント)という形にすることも出来る。
その永久不滅ポイントが通常の4倍貯まるという加盟店には、例えば次のような所がある。
ヤフービジネスサービスやクラウドワークス、アマゾンウェブサービスなど、ビジネスで役立つ多くの加盟店がある。
後述もするがこれらでは優待制度を利用出来る所もある。
よってただでさえお得で便利にビジネスで利用出来るうえ、ポイントも貯まりやすいとなる。
ビジネスに役立つ多くのメリット
法人カードの利用には、ビジネスに役立つサービスがある事に大きなメリットがある。
セゾンコバルトビジネスカードの場合、次のようなビジネスに役立つサービスがある。
グルメ・ショッピング・レジャーに関するサービスもある
先述のビジネスに役立つ多くのメリットに加え、セゾンコバルトビジネスカードでは次のようなグルメ・ショッピング・レジャーに関するサービスも用意されている。
上位グレードのカードのセゾンプラチナビジネスカードだと、サービス内容がよりグッと充実しているが、年会費無料のコバルトビジネスカードでこれだけのサービスが用意されているというのは非常に魅力的だ。
新規入会キャンペーンが行われている
セゾンコバルトビジネスカードでは新規入会キャンペーンをやっており、新規入会・ご利用で最大永久不滅ポイント1600ポイントをもらう事が出来る(記事執筆時点のキャンペーン内容)。
先述もしたように、永久不滅ポイントは交換先によって違いもあるが、「1ポイント=最大5円分」として交換したり利用したりする事が出来るので、その結果「最大8000円相当をプレゼント」という形になる。
最大で1600ポイント(8000円分)のプレゼントは新規入会キャンペーンとしても、かなりお得かと思うので是非条件をしっかりクリアして最大ポイント数を獲得したい所だ。
愛する
個人事業主様
全部もらう
♡♡♡
ポイントもらうための条件は次のようになる。
・特典1「ご利用で5,000円相当プレゼント」
ご入会月の翌々月末までに50,000円(税込)以上のショッピングご利用で、永久不滅ポイント1,000ポイント(5,000円相当)をプレゼント。
・特典2「キャッシングで1,500円相当」
ご入会月から翌々月末までに50,000円(税込)以上のご利用と
1回以上のキャッシングのご利用で1,500円相当(300ポイント)をプレゼント。
・特典3「追加カード発行で1,500円相当」
ご入会月から翌々月末までに50,000円(税込)以上のご利用と追加カードの発行で1,500円相当(300ポイント)をプレゼント
セゾンコバルトビジネスカードのデメリット
法人カードとして、新規で事業を立ち上げた方々にも非常に優しい特徴が揃っているとも言える「セゾンコバルトビジネスカード」。
デメリットは少ないとも感じるが、次のような部分がある。
海外旅行傷害保険などの付帯保険がない
- 国内旅行傷害保険
- 海外旅行傷害保険
- ショッピング保険
これらクレジットカード定番の付帯保険がセゾンコバルトビジネスカードでは付帯しない。
特に法人カードの場合、海外出張などによって海外旅行傷害保険があるか否かを重要と考える事業者も多いかと思うが、海外旅行傷害保険も無いというのにはご注意頂きたい。
ちなみに、有料のセゾンプラチナビジネスカードの方は付帯保険が充実してます。
基本ポイント還元率の低さ
セゾンコバルトビジネスカードのポイント還元率は、永久不滅ポイントで言うと「1000円(税込)ごとに1ポイント」となる。
この記事でも書いてきたように、永久不滅ポイントは使い道や交換先によって、1ポイントが何円分の価値になるかは異なってくる。
もう一度、永久不滅ポイントの交換レートの表を掲載させて頂こうと思う。
交換先 | 交換後のポイント還元率 |
---|---|
dポイント | 0.45% |
Pontaポイント | 0.45% |
nanacoポイント | 0.46% |
ベルメゾンポイント | 0.5% |
PARCOポイント | 0.5% |
Amazonギフト | 0.5% (25000円分に交換の場合) |
支払い充当 | 0.45% |
ANAマイル | 0.3% |
JALマイル | 0.25% |
交換単位でレートが異なる場合があります。
このように「最大で」5円分の価値になる永久不滅ポイント。
つまり「1000円ごとに最大で5円分」という事になり、これを元に計算されて基本還元率は「0.5%」と言われている。
基本ポイント還元率として「0.5%」や「1.0%」というのは一般的な還元率だが、「0.5%」は一般的な還元率の中でも決して高い数字では無いのでデメリットととも言える。
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードは新規で事業を立ち上げた方々に特におすすめ
- カード審査は個人を審査する個人与信のカードである
- 年会費永年無料である(かつては有料であったが永年無料に変更)
- 追加カードやETCカードまで永年無料で作れる
- 法人カードでの支払い方法は「一括払い」しか出来ない場合も多い中、「分割払い」や「ボーナス払い」なども選べる
- あとから柔軟に分割払いやリボ払いに変更する事も出来る
- ご利用額の増枠・一時増枠ができる
- ゆとりのあるローンサービスがある
こうしてセゾンコバルトビジネスカードの主な特徴を見ると、改めて新規で事業を立ち上げた方々に優しい法人カードだと感じる。
セゾンが「新規事業者におすすめの法人カード」と謳っているが、まさにその通りだと感じた。
新規事業者の方々にとってはこのカードにおけるデメリット分を差し引いたとしても、年会費無料である事もあり、確実に一枚は持っておいて損は無いカードと言えるのではないだろうか。
この記事が会社やご自身に合った「法人カード」を探している方々の参考に少しでもなれば幸いだ。
ご精読頂きありがとうございました。
セゾンコバルトビジネスカードのお申し込みはこちらから
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