各社で稼働してきた中、私はUber Eats 配達では最も時間の面で焦りを感じる場面が少なかったと思っている。
その大きな理由について今回の記事では書いていこうと思う。
受け取り予定時刻やお届け予定時刻がドライバーアプリに設定されない
現在フードデリバリー主要4社であるUber Eats、出前館、Wolt、menu。
注文者として頼む場合にはどの会社でも、注文アプリにおおよそのお届け予定時刻というのは表示される。
注文者アプリではその予定時刻が随時状況に応じて変動されたりもする。
しかしながら配達パートナー側のアプリではお届け予定時刻というのが表示設定されていない会社がある。
Uber Eats とmenuだ。
ただしmenuに関してはお店での調理完了予定時刻は表示される。
そしてその表示のされ方次第では配達パートナーのマッチングが遅れている案件なのか分かったりもする(注文オファーを配達パートナーが受けた時点でもう予定時刻の部分に調理完了の文字が表示されてる等)。
Uber Eatsに関してはオファーを受けてから配達完了するまで何が何時予定といったものが表示されない。
つまりはマッチングが遅れている案件であっても時間表示されないから基本的に焦りようが無い。
時間設定されないシステムは配達パートナーの安全面や安心感のためには圧倒的に良い
待っているお客様がおられる以上、出来るだけスムーズに配達できるのが良いのは事実だが、急ぎ過ぎて事故ってしまっては元も子もない。
会社側としてもビジネスなので時間設定をしている会社もあるが、ウーバーに関してはシステム力に自信があるのか、配達パートナー側のアプリに対しては受け取り、お届け予定時間設定というものを表示しない。
これは素直に配達パートナー側としてはありがたい。
実際各社の配達パートナーを経験してきた私にとって、
Uber Eats の配達では1番焦りというものを感じた事が無かった。
Uber Eats の自転車配達パートナーの報酬は引き下げられてもいるが、それでもなお多くの配達パートナーを見かけ、選ばれているのはUber Eats のこういった、
配達パートナーが時間の面で気を楽に、安心して配達できる仕組みを構築してくれているのが大きな要因の1つではないだろうかと個人的には思う。
各社の時間設定表示
他社各社の時間設定表示は次のようになる。
- 出前館・・・受け取り予定時刻&お届け予定時刻 共に表示
- Wolt・・・受け取り予定時刻(ピックアップ)&お届け予定時刻(ドロップオフ)共に表示
- menu・・・調理完了予定時刻が表示される
このようになる。
ただあくまで「予定時刻」であって、もうオファーを受けた時点でどうやったって間に合わない案件も普通にある。
そういった場合は各社、お客様にメッセージを送ってくれたり、遅れている事が分かるように注文アプリ上の予定時刻を随時動かしたりして対応してくれてはいるので、そこは安心して頂ければと思う。
配達がかなり遅れているというのが分かってしまう場合の不安感
私自身時間設定のある会社でも配達したことがあるし、仕事のオファーを自分が受けた時点で既に時間設定上遅れている案件というのも沢山経験してきた(遅配案件等と言われている)。
遅配案件は配達パートナーをしていれば、いわば避けては通れない道だ。
表示されている時間が既に遅れていれば遅れているほど、配達パートナー自身に非が無くともやはりソワソワしてしまうという配達パートナーも多いだろう。
私自身もやはり大幅に待たされているお客様は今どんな気持ちでいるだろうと若干不安になったりしながら配達していた。
時間的に焦ってしまうと交通安全面で注意力散漫になってしまう可能性が上がるので、そういう時ほど私はより一層安全面で神経を使いながら配達するようにしていた。
ただ遅れている案件であっても私の個人的な経験上では、配達パートナーには非が無いと分かってくれているお客様ばかりだった。
安全第一営業第二で安全な配達を
どこの会社で配達しようが、時間設定があろうが、安全第一である必要性に変わりはない。
Uber Eats はそのためのシステムを現時点では1番構築してくれているように思う。
ただしUber Eats では最近、ダブルやトリプル等の同時配達案件が増えているので、なるだけ焦りを感じたくないのなら無理に同時配達案件は受けない方が良い。
配達を始めて間もない新人さんは特にだ。
同時配達案件であっても、配達に慣れている人で、かつ効率の良いルートであれば焦りは発生しにくいとも思う。
ただとりあえず言える事は、一件(シングル)ずつ運ぶ分にはUber Eats は非常に焦りが発生しにくいシステムを構築してくれていると感じる。
先述したように時間設定のある会社であっても、遅れている案件はお客様側のアプリできちんとその旨分かるようにしてくれていたり、サポートしてくれていたりする。
他の会社もどんどんアップデートされていき、より安全に配達できる仕組みを構築してくれればと思っている。
もちろん配達パートナーがどの会社を選んで配達するかは時間設定面だけでは無く、各会社における他のあらゆる要素も絡んでくる。
どこにどんな価値をおいて会社を選ぶかは人それぞれだ。
そういった中、Uber Eats におけるこの焦りの発生しにくいシステムは配達パートナーにとっての大きな価値になる要素の一つだと思う。
ご精読頂き有難うございました。
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