Uber Eats 配達 大きなリスクのある仕組み 「同時配達の増加」と「評価システムは継続」の組み合わせ

Uber Eats 同時配達と評価システム  Uber Eats
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記事タイトルを見てベテラン配達パートナーさん等は私がこの記事で何を言わんとしているのか、おおよそ見当が付くかもしれないが改めて記事で書かせて頂こうと思った。

私としては2020年10月からUber Eats (ウーバーイーツ)稼働を開始し、今では業界主要4社全てで稼働しているが、各社どんどんシステムの変更というのは行われてきている。

2023年3月9日よりUber Eats で3件持ち(トリプル)の同時配達が始まった。
そしてその少し前には他店舗を組み合わせた2件持ち(他店舗ダブル)配達が始まっている。

複数件分の商品を先に受け取り、そして複数件分のお客様の元へと向かうという「同時配達」。

Uber Eats 側としては同時配達は一件当たりの報酬額をより抑える事ができ「コストカット」が出来る仕組みになっている。

そしてそういった中、Uber Eats ならではの評価システムというのは引き続き継続されている。

ウーバーイーツ 注文アプリに表示される配達パートナー個人情報

このようにUber Eats では評価内容が公開される仕組みだ。

同時配達案件がかつてより圧倒的に増え、評価システムはこれまで同様継続されているというのは、かなりリスクのある事だとどうしても感じので今回の記事を書かせて頂こうと思った。

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Uber Eats かつての同時配達の仕組み(他店舗ダブル&トリプル無し)

私がUber Eats 稼働を開始した2020年頃は、一件分の商品を受け取り一件分のお届け先へと向かう「シングル」配達が当たり前であった。

同時配達に関してはダブルはあったが、他店舗を組み合わせた物では無く、同じ店舗から2件分の商品を受け取り2件分のお客様の元へと向かう「同店舗ダブル」のみであった。

この時期は同店舗ダブルですら配達パートナーから毛嫌いされる事も多かった。

なぜなら2件目のお客様をお待たせし、それによって評価システムでbad評価(低評価)をもらい、評価率が下がる可能性が高くなるというリスクがあったからだ。

この時代を知っている私としては、今の同時配達が当たり前になっている仕組みにやはり相当なリスクを感じる。

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同時配達で受注案件数を確保したいが評価率が下がるリスクがあるという状況

昨今Uber Eats の配達パートナーも増え、さらにコロナ状況の変化等により、エリアにもよるが配達パートナー1人1人の受けれるオファー数が減ってきていると言われている。

Uber Eats 側としてもこれまでは配達パートナーを募集しまくっていたが、今では募集停止にしている地域もあるほどの状況になった。
それだけ配達パートナーが増えまくったという事だ。

そういった中、配達パートナーとしては何とか受注する案件数を稼ごうと、リスクがあっても同時配達案件もなるべく受けようとするケースが増えるだろう。

件数を稼ぐことによってもらえるインセンティブである「クエスト」もあるので、なおさら同時配達を受ける人は増えていると思う。

しかしながら同時配達を受ければ受けるほどお待たせするお客様が増え、「配達が遅い」という理由でbad評価を受ける可能性は高まる。

いわば、「どちらかを取ればどちらかを失う」といった状況と言える。

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お客様を待たせてのbad評価(低評価)は受けたくないとなれば焦りが発生しやすい

当然ながら配達パートナーとしては受注する案件数確保のために、同時配達を受けるケースが増えたとしても、お待たせしているお客様からのbad評価は受けたく無いとなる。

よって交通安全面に気を付けてはいても無意識の内に「焦り」が発生する恐れがある。

同時配達をガンガン組ませるような仕組みにしながら、評価システムはそのまま継続されているというのは、配達パートナーのバイクなどでの移動の中での無意識レベルの「焦り」に繋がってしまい、事故リスクが高まっていると言わざるを得ない。

同時配達時にはより一層神経を使って安全面に気を付けようと私も思っています。

配達パートナーもみな人間ですから、無意識の内に焦りが出てくる事はあると思います。

他社のような評価システムであれば

例えばWoltの場合は評価内容というのは公開されておらず、会社側にしか分からない。

会社側であればデータ上で全て配達時間も管理されて分かるようになっているので、同時配達時のやむを得ない遅れというのは理解してくれる。

menuの場合はUber Eats に似ている部分もあるが、お客様には評価内容を公開されないというUber Eats の評価システムとの決定的な違いがある。

そして出前館の場合は2023年9月11日より新しいシステムが始まるが、Uber Eats の評価システムとは大きく異なる、ざっくりとした評価内容しか分からない仕組みになっている。

やむを得ない遅れ等、配達員起因で起きた問題では無いと判断された場合には、マイナス評価としてカウントされないというのが出前館評価システムの仕組みだ。

他社のような形になるようUber Eats でも評価システムの仕組みの見直しが行われれば、今より遥かに配達パートナーが焦らず同時配達を行えるようになると私は思うが、Uber Eats は今後どういった判断をしていくのか見守っていきたいと思う。

ご精読頂きありがとうございました。

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